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【CS出場チーム紹介⑧】千葉ジェッツ「危機感が見出させた自分たちの強み…漂う“大化け”の予感」

連勝を積み重ねた状態でレギュラーシーズンを終えた千葉J [写真]=B.LEAGUE
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 レギュラーシーズン上位8チームによる「りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2025-26」がいよいよ開幕する。本稿ではチャンピオンシップの出場チームを紹介。8チーム目はレギュラーシーズン終盤に大きく成績を伸ばした千葉ジェッツをピックアップする。

 最終節を2連勝、都合5連勝で東地区2位を確定。ららアリーナ東京ベイに本拠地を移し2年目で初となるCSでのホーム開催権を手に入れ、群馬を迎え撃つことになった。

 機運が上がってきたのは「危機感を感じた選手たちのスイッチが、一つの方向に入ったから」とベテランの西村文男は言う。今シーズンは開幕10連勝こそ飾ったものの、総じて紆余曲折の時期が長かった。戦術と選手適性のマッチングに時間を要したこと、昨年末にインサイドの要ジョン・ムーニーが戦線離脱となったことも大きな要因だった。

 チームとしての強みを見出せないまま迎えた4月上旬、それまで全試合先発出場だった富樫勇樹を控えに回し、ビッグラインナップの先発陣に変更した。守備はオールスイッチを可能にすることで安定させ、そのうえでスムースなトランジションで緩急織り交ぜた攻撃を展開することが目的だった。

 昨シーズンからポイントガード的な役割を担い成長中の原修太、ボール運びから得点源までこなす207センチのディー・ジェイ・ホグ、全力プレーでチームに活気をもたらす206センチの渡邊雄太、主役から黒子までこなせるナシール・リトル。彼らが軸となる連携は試合を重ねるごとに幅が広がり、多彩な武器に変化を遂げている。もちろん、先発を務める田代直希の守備職人らしいプレーも見逃せない。

 また、若手ふたりも存在感を発揮。金近廉は3ポイントシュート以外にも守備、リングアタックで積極的な姿勢を示し、苦しいシーズンを送っていた瀬川琉久も守備とリバウンドに集中することでチームに貢献している。

「うまくいかなかった時が多かったからこそ、逆にCSが(いい意味で)どうなるのかというちょっとしたワクワク感がある」と西村。シーズン終盤で自分たちの強みを見出しつつある今、さらに大化けする可能性を漂わせている。

■KEY PLAYER/PG #2富樫勇樹

ベンチから試合の流れを変える役割が期待される富樫 [写真]=B.LEAGUE

 富樫勇樹がベンチスタートの役割で、どのように持ち味を発揮するのか。千葉JがCSで優勝を勝ち取るうえでの大きなカギとなる。

 今シーズンは得点源をシェアするチーム戦術の中でボールを保持する時間、シュート機会が減少。加えてツーマンゲームの相棒ムーニーがケガで長期離脱し、自身のリズムに乗り切れない時間が続いてきた。それでも、「与えられた役割を果たすことが重要」とCSが近づくにつれ、活路を見出し始めている。富樫と10年来のチームメートである原修太は、「勇樹も少し苦労しているけど、彼が後から出てくることがどれだけ心強いことか。チームの起爆剤であることに変わりはない」とその存在感に全幅の信頼を寄せる。

文=牧野豊

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