2021.06.02
5月29日、宇都宮ブレックスと千葉ジェッツによる『日本生命 B.LEAGUE FINALS2020-21』の第1戦が行われた。4シーズンぶりのファイナル進出を果たした宇都宮は、前半は千葉と一進一退の戦いを繰り広げ、35-36で終えた。しかし後半第3クォーター終盤で千葉に試合のペースを奪われると2ケタリードを許し、そのまま最終クォーターも突き放され、65-85で初戦を落とした。
第1戦後、宇都宮の安齋竜三ヘッドコーチ、遠藤祐亮、ライアン・ロシターらが記者会見に出席。ファイナル初戦の内容を振り返り、明日の第2戦に向けてそれぞれコメントを残した。
まずはこの第1戦の敗因について安齋ヘッドコーチが言及。「敗因はセカンドチャンス」とし、千葉に16本のオフェンスリバウンドを含めて44本リバウンドを取られていたことに関しては、「(リバウンドの)取られ方という点でも今日の反省をしっかりして、明日はその修正をしっかりとできるようにしていきます」と語ってみせた。
遠藤は宇都宮のディフェンスを振り返る。「最初に(千葉に)3ポイントをやられたのに、マッチアップしていたのが自分だったので、そこで相手のリズムを作ってしまって反省しています」というコメントに加えて、「自分たちらしくないゲームだったので、明日は最初から自分がエナジーを持ってディフェンスできれば、今日みたいな展開にはならないのかなと。今日はディフェンスで負けてしまったと思います」と、敗因を分析した。
ロシターは気持ちの面で千葉を上回ることができなかったと語る。「遠藤選手が言うように、(千葉は)エナジーを持ってプレーしていたと思います。過去2回のチャンピオンシップに負けていて、絶対今年は勝ちたいという強い気持ちというのが千葉は出ていました。そういう気持ちの部分で負けてしまったことが敗因だと思います」と、違う角度から敗因を分析した。
そして明日の第2戦について、三者がそれぞれに意気込みを語った。安齋ヘッドコーチは「(今日の敗因の)1つはウチらしいバスケットをなかなかできなかったので、まずはそれをやりたいなと。2人が話したように、『気持ちの面』でも勝っていかないと、勝てるわけがないので、まず明日はそこの準備をしっかりして、ウチらしくやりたいと思います」とつづった。
遠藤は「今日は自分たちらしいプレーというのができませんでした。反省することがたくさんあると思うのですが、今日は終わったことなので、明日に向けて切り替えて、ファイナルという舞台を楽しんでいけたらと思います」と、コメント。
最後にロシターは「もう一度自分たちはどういうチームなのかというのを思い出さないといけないと思います。自分たちは東地区で優勝していますし、『ベストな成績でレギュラーシーズンを終えられている』、というのを思い出して、そのような自信を持ったプレーを明日はできるようにしていきたいなと思います」と抱負を語った。
運命のBリーグファイナル第2戦は、30日に横浜アリーナにて15時からティップオフとなる。
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