2022.06.04
Bリーグは開幕から終了までコロナ禍にあった2020-21シーズンをやり遂げ、節目となる5年目のシーズンを終えた。この5シーズンの間にB1でプレーした選手は実に500人以上、彼らの成績は細かいところまで数字としてリーグに記録されている。そこでバスケットボールキングでは過去5シーズンのレギュラーシーズンにおける各選手の成績を集計し、累計の出場試合数や得点数、リバウンド数などで上位の成績を残した選手を項目ごとにランキング化して紹介する。
今回はリバウンド数のランキングトップ10をピックアップ。インサイドでの激しい争いを制し、数多のリバウンドを奪ってきたビックマンたちを紹介する。
見事1位に輝いたのは川崎ブレイブサンダースのファジーカス。高い得点力も兼ね備える川崎の大黒柱は、リーグで唯一の通算3000本越えを成し遂げている。2017-18シーズンにはリバウンド王を受賞し、現在36歳の大ベテランながら、昨シーズンもリーグ3位となる541本(1試合平均9.7本)を記録した。
惜しくも2位となったのが、今シーズンから古巣のサンロッカーズ渋谷に復帰したハレルソン。大阪エヴェッサに所属していた2018-19シーズンには、726本(平均12.3本)をマークし、リバウンド王を受賞した。昨シーズンもリーグ6位となる513本(平均9.5本)を記録しており、史上2人目の通算3000本越えは目前だ。
トップ3に入ったのは、今シーズンからアルバルク東京に移籍したロシター。過去5シーズンに渡り、宇都宮ブレックスのインサイドを支えてきたビックマンは、2016-17シーズンには783本(平均13.3本)を記録し、Bリーグの初代リバウンド王に輝いた。また、オフェンスリバウンドの奪取率が高く、リーグトップとなる通算848本を記録している。
4位には、シーホース三河のガードナーがランクイン。過去5シーズンは新潟アルビレックスBBでもプレーし、通算2500本越えを達成した。リーグを代表するスコアラーは、リバウンド力もリーグ屈指。203センチとトップ5入りした選手の中では最もサイズがないが、毎年コンスタントに記録を積み重ねてきた。
5位にランクインしたのは、越谷アルファーズのバッツ。過去5シーズンでは三河と富山グラウジーズでもプレーしているが、昨シーズンからはB2の越谷に所属しており、計4シーズンでB1通算2000本越えを達成している。バッツもオフェンスリバウンドが強く、リーグ2位の通算803本を記録。昨シーズンは719本(平均13.1本)を記録し、B2のリバウンド王を受賞した。
琉球ゴールデンキングスのクーリーは、全体23位にランクインと順位としてはそこまでだが、この通算1210本がBリーグ所属わずか2シーズンの計95試合での記録となると、見え方も変わってくる。来日初年度となる2019-20シーズンから2年連続でリバウンド王に輝くなど、かなりのハイペースで数字を伸ばしており、今後はランキングを駆け上がっていくだろう。
■B1リーグ 通算リバウンド数 トップ10
1位:ニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース) 3016本
2位:ジョシュ・ハレルソン(サンロッカーズ渋谷) 2929本
3位:ライアン・ロシター(アルバルク東京) 2861本
4位:ダバンテ・ガードナー(シーホース三河) 2525本
5位:アイザック・バッツ(越谷アルファーズ) 2018本
6位:ギャビン・エドワーズ(千葉ジェッツ) 1967本
7位:マイケル・パーカー(群馬クレインサンダーズ) 1864本
8位:ジェフ・ギブス(長崎ヴェルカ) 1822本
9位:アイラ・ブラウン(大阪エヴェッサ) 1816本
10位:ジュリアン・マブンガ(富山グラウジーズ)) 1790本
■通算リバウンド数 日本国籍選手トップ10
※()内は外国籍選手を含めた場合の順位
1位(1位):ニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース) 3016本
2位(3位):ライアン・ロシター(アルバルク東京) 2861本
3位(6位):ギャビン・エドワーズ(千葉ジェッツ) 1967本
4位(7位):マイケル・パーカー(群馬クレインサンダーズ) 1864本
5位(9位):アイラ・ブラウン(大阪エヴェッサ) 1816本
6位(15位):竹内譲次(大阪エヴェッサ) 1515本
7位(16位):竹内公輔(宇都宮ブレックス) 1492本
8位(17位):桜木ジェイアール(元シーホース三河) 1466本
9位(25位):ファイ・パプ月瑠(佐賀バルーナーズ) 1114本
10位(28位):太田敦也(三遠ネオフェニックス) 1044本
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