2024.06.30
5月13日、松江市総合体育館で「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」クォーターファイナル第2戦が行われ、西地区2位の島根スサノオマジックが東地区2位のアルバルク東京と対戦。島根はクラブ公式サイトでヘッドコーチや選手のコメントを伝えている。
第1戦に86-71で勝利した島根だったが、第2戦では72-82で敗戦。ペリン・ビュフォードが2試合連続でトリプルダブルと躍動したが、シリーズは第3戦にもつれることとなった。
ポール・ヘナレHCが「18本のオフェンスリバウンドを奪われ、後半に52失点してしまうと勝つのは難しい」と敗因について言及すると、チャンピオンシップで2試合連続の先発出場を果たした谷口大智は自身のプレーについて語った。
「A東京が第3クォーターで僕のディフェンスを狙うフォーメーションを仕掛けてきましたが、結果として止められなかったです。CSでは『ここが穴だ』と思われれば、とことん突かれてしまうので、僕自身がステップアップして乗り切らないと勝てないことを痛感しました。第3戦では責任を持って守り切り、僕のところが穴だと言わせないようにしたい」
レギュラーシーズンで出場した58試合のうち、スターターを務めたのは17試合の谷口。しかし、4月9日にウィリアムスニカが左ヒザを負傷し、全治未定となったため、谷口は先発として自身初のCSを戦っている。
「初戦から緊張している自分を楽しみながらプレーできている」と語った谷口は、第2戦では約26分半の出場で4本の3ポイントを沈め、12得点2リバウンドをマーク。オフェンス面では結果を残しているが、「今まで作ってきたチームはニカの代わりに僕がプレータイムをつなぐという形だったので、ニカがいなくなったことで、チームとして新しいことをイチから組み立てないといけない」とウィリアムス不在の苦悩を語った。
それでも、「ニカの代わりをするのではなく、僕は僕の得意なプレーでの役割を任せられている」と前向きに語ると、「つなぎで出るという気持ちではなくて、メインの選手としてコートに立たなければいけないという気持ちがしっかりとできあがってきている」と自身の心構えを明かした。
15日の19時5分にティップオフされる運命の第3戦については、「当然僕のところを狙ってくるというのはキーになると思います。あとは僕たちがいかに気持ちを切り替えて、フレッシュな状態で仕切り直してプレーできるかが一番重要になると思います」と話すと、「ブースターの皆さんは僕たちの勝利のために応援に来てくださっているので、責任を持って勝たなければいけない」と力を込めた。
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