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プロ初の凱旋試合に臨んだSR渋谷・田中大貴…長崎との一戦は「正直すごく楽しみにしていた」

3ポイント3本を含む11得点を挙げた田中(右)[写真]=B.LEAGUE
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 10月4日、「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 シーズン」のB1リーグ第1節が開催。サンロッカーズ渋谷はアウェーのハピネスアリーナで長崎ヴェルカと対戦し、68-76で惜しくも敗れた。

 試合序盤は互角の戦いを演じていたSR渋谷だったが、第2クォーターでは連続ターンオーバーから逆転を許し、31-36の5点ビハインドでハーフタイムへ。第3クォーターに入ると、ケビン・ジョーンズジョシュ・ホーキンソンのインサイドアタックで一時は盛り返したが、リードを奪うには至らず。第4クォーターでは25得点を挙げて追撃を図ったが、シーズン初戦を白星で飾ることはかなわなかった。

 試合後の記者会見には、ベテランガードの田中大貴ルカ・パヴィチェヴィッチHC(ヘッドコーチ)が登壇し、クラブの公式Xがコメントを投稿。対戦相手の長崎について、田中は「プレーの強度が高く、新アリーナのこけら落としということもあった」と語り、試合のカギはフィジカルが握っていたと振り返る。「うまく遂行できなかった時間帯にミスが生じ、そこからやられてしまった」。

 また、長崎出身の田中にとって、この一戦は自身にとってプロ初の凱旋試合。「感情を高ぶらせず、なるべく一定に整えて試合に臨みたい」と普段の心構えについて触れたが、それでも「今日に関しては正直すごく楽しみにしていたし、自分が小さいときにこうしてプロ選手になって長崎に帰ってきて試合をすることはまったく想像していなかった」と、貴重な経験に心を躍らせていたようだ。

「今まで自分がお世話になった方々が試合を観に来てくれて、今の自分の姿を見せれるというのはすごく幸せなことだと思う。負けたのは少し残念だが、それ以外の部分は自分にとって特別な気持ちになった」

 長崎との第1戦では32分9秒の出場で11得点3リバウンド3アシストを挙げ、多彩なプレーを地元のファンに披露した田中。5日の第2戦ではより高いパフォーマンスを発揮し、反撃の白星をつかみ取って本拠地に戻りたいところだ。

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