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功労賞の菊地祥平・西村文男が引退を回顧…『島田のマイク』が現役生活の矜持に迫る

「島田のマイク」第292回が配信
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 6月18日、島田慎二氏(JBA会長/Bリーグチェアマン)のポッドキャスト番組『島田のマイク』第292回が配信。『B.LEAGUE AWARD SHOW 2025-26』が行われた東京ガーデンシアターにて収録され、功労賞を受賞した菊地祥平アルバルク東京)と西村文男千葉ジェッツ)が登場し、これまでのキャリアを振り返った。

菊地祥平が示し続けた勝者のメンタリティ

 山形県出身の菊地は日本大学山形高校、日本大学を経て東芝(現・川崎ブレイブサンダース)に入団。その後、トヨタ自動車アルバルク東京に移籍して、Bリーグ開幕をアルバルク東京で迎えた。Bリーグ唯一のリーグ連覇にも貢献したベテランだが、実は島田氏とは高校・大学の先輩後輩の間柄でもある。菊地は常に優勝を狙えるチームに身を置いてきたキャリアを「学びが多いというか、いろいろなバスケを学べる環境下でバスケをさせてもらった」と振り返り、引退を迎えた今、それが財産になっていると語った。

 強豪同士の僅差の戦いを数多く経験してきたことも、大きな糧になっているという。満員のアウェー会場で相手ブースターを自身のプレーで静まり返らせる感覚にも触れ、“勝ちたい”という根本の気持ちとともに「アルバルクの存在意義を示したい、という気持ちはずっとあった」と勝負への執着を明かした。

 島田氏が「そのへんが菊地選手ならでは」「ハートの強さというか、勝つことに対する執着やプライド」と評し、「うまい選手は増えているけど、泥臭いプレーができるかどうか」と話を向けると、菊地は「(昨今のCSでは)いかに優勝をもぎ取るために“じゃあ何をするか”というレベルまで、全チームが来てる」と、現在の拮抗するBリーグで望むものをつかみ取るために必要なものを伝えた。

 選手の日々の積み重ねが最後の局面で実を結び、そのプレーが見る者を涙させるほど人の心を動かす段階まで来ていると菊地は述べた。現役生活19年に幕を下ろす菊地は「次は僕たちの番」だと、指導や育成を通じてバスケ界に恩返しをしていく決意を口にした。

■「ゾーンに入った」…西村文男、現役最後の1分でキャリアハイ

 2人目のゲスト・西村は「長いシーズンお疲れ様でした」と迎えた島田氏に「自分でも、こんなに続くと思ってなかった」とコメントした。

 話題は、西村が現役最後の試合となった『りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2025-26』セミファイナル・長崎ヴェルカ戦で見せたプレーに及んだ。残り1分から3ポイントを次々に沈めて9得点。「本当に外す気がしなかった」と振り返り、その感覚を「よく言うゾーンに入るみたいな感じでした」と表現。「全員からつないでもらったシュートを全部決められたので、今思い出してもエモい」と感慨を口にした。

 島田氏が千葉Jの社長を務め、まだチームのトップ選手が移籍することの珍しかったころに、西村のハンドリングに衝撃を受けて声をかけたのが、2人の始まりだった。3?4年前に移籍を考えた西村は、島田氏に助言を求めたという。「いろいろとアドバイスいただいて、ジェッツに残ろうという気持ちになった」と感謝を述べた。島田氏は「文男がいなかったら今のチームはない」と語り、西村と富樫勇樹が並び立ったことが千葉ジェッツ躍進のカギだったと振り返った。

 引退後、西村は千葉Jでアドバイザリーコーチとアンバサダーを兼任する。「絶対向いてるよ、コーチ」と背中を押す島田氏に、西村は「ヘッドコーチを目指して今の道を選んでる。コーチとしてタイトルを取りたい」と新たな目標を語った。

 2人を見送った島田氏は「“やりきったな、悔いなし”、そんな雰囲気が見て取れて清々しかった」と総括。「2人ともバスケ界に残って、また指導者だったり、いろいろな形で貢献していってくれると思う」と、ベテランたちの新たな挑戦に期待を寄せた。

 今回のエピソードでは、菊地の考えるキャリアで最も印象に残るシーズンや、西村の船橋アリーナでの開催となった引退試合への思いなどについても語られた。

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