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8月10日から13日の期間、国立代々木競技場第二体育館にて開催される「Sun Chlorella presents World University Basketball Series(WUBS)」は、昨年産声をあげたアジアの大学バスケ界がより高みを目指すために創設された国際バスケットボール選手権大会。2回目となる今回は計8大学が参加して、2代目WUBSチャンピオンを目指す。『大学バスケの新時代』と銘打たれた真夏の祭典を前に、注目選手を紹介する。
NCAAディビジョン1から参戦のラドフォード大学。「スピード感のあるチームにしたい。特にガード陣に素晴らしい選手が多いので、彼らを中心にチームづくりをしている」と語るダリス・ニコルズヘッドコーチ(以下HC)が信頼を置くのが、ダクアン・スミスだ。
スミスは昨シーズン、全36試合中35試合でスターターを務め、1試合平均13.9得点をマークした。40.4パーセントという3ポイントシュート成功率が示すようにロングレンジからの得点力を持っており、対戦相手にとっては厄介あ相手であることに変わりはないだろう。
残念ながら主力選手の一人、ムン・ジョンヒョンは 韓国代表に選ばれたためWUBSのエントリーから外れたが、ほかにもU19韓国代表に選ばれたセンターのシン・ジュヨン(200センチ)とフォワードのキム・テフン(190センチ)などの逸材が顔を揃える。
今回注目したいのがキム・テフン。キムは2021年、ラトビアで開催されたFIBA U19ワールドカップに出場し、全9試合に先発を務めた。韓国代表の主力としてプレーして、敗れたもののアメリカ戦では11得点、プエルトリコ戦では6本の3ポイントシュートを含む28得点をマークした。
この大会の最終戦、15−16位決定戦は日本と争われたが、このときの日本のエースが現在ラドフォード大に所属する山﨑一渉。山﨑は35分49秒の出場で5本の3ポイントを含む32得点をあげたが、試合は95−92で韓国が勝利。キムは38分18秒の出場で9得点8リバウンドをマークして勝利に貢献している。
今回のWUBSで日本と韓国の将来を担う逸材が再会、山﨑とのマッチアップの可能性もあるだろう。それぞれ大学に進み、強豪校で練習に励んだ姿を日本のコートで見られるのはファンとしてはたまらないところだ。高麗大学校の攻防のカギを握るキーマンであるキムは目を離せない存在と言えるだろう。