2023.06.25

アジアカップに挑むチーム最年少の朝比奈あずさ「やるべきことをやるのが自分の使命」

19歳ながらアジアカップを戦う女子日本代表入りを果たした朝比奈あずさ [写真]=野口岳彦
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 デンマーク代表(FIBAランキング52位)との「三井不動産カップ2023(高崎大会)」を3連勝で終えた女子日本代表(FIBAランキング9位)は、6月26日にオーストラリアのシドニーで幕を開ける「FIBA女子アジアカップ2023」で大会6連覇を目指す。

 9日時点での平均年齢が24.2歳と比較的若いチームにおいて、唯一の現役大学生でチーム最年少の朝比奈あずさ(筑波大学2年)は18日の試合後、「楽しみではありつつ、不安や緊張もあります。ただ、やるべきことをやるのが自分にとっての使命だと思っているので、それをしっかりと表現できるようにしたいです」とコメント。「アジアカップに向けて準備をしっかりとして、準備をしっかりすれば楽しめると思っています。楽しんでプレーしたいです」と、自身初のFIBA主催大会へ意欲を示した。

 18日のデンマーク戦では第1クォーターから出番を与えられ、17分30秒のプレータイムで4得点を記録。「意識した」というリバウンドは、2本のオフェンスを含む6リバウンドをマークした。ゴール下でファウルがかさんだこともあって、「手を下げてしまうと、ファウルになってしまいます。手を上げる意識を持っていかなければいけないと思います」と反省点を挙げつつ、「これまで体作り、体の強化に取り組んできました。実際にこういった大会で大きな相手と戦うことができて、今までよりレベルアップしていると感じます」と手応えをつかんだようだ。

 渡嘉敷来夢(ENEOS サンフラワーズ)に代わる形で、強化合宿やカナダ遠征などでアピールに成功した朝比奈が19歳ながらロスター入りを勝ち取った。メンバー選出について問われると、「自分には自分の良さがあるし、渡嘉敷さんには渡嘉敷さんの良さがあると思っています。今回は自分のやってきたことが、恩塚(亨)ヘッドコーチのバスケットにフィットした部分があったと思っています」と言及。「選ばれたからには、自分がアジアカップの6連覇に貢献できるように、役割を果たしていきたいですし、自分のやるべきことをしっかりと頑張っていきたいです」と意気込んだ。

 アジアカップの初戦は26日。16時からチャイニーズ・タイペイ(同33位)と対戦する。

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