2023.06.09
デンマーク代表(FIBAランキング52位)との「三井不動産カップ2023(高崎大会)」を3連勝で終えた女子日本代表(FIBAランキング9位)は、6月26日にオーストラリアのシドニーで幕を開ける「FIBA女子アジアカップ2023」で大会6連覇を目指す。
9日時点での平均年齢が24.2歳と比較的若いチームにおいて、唯一の現役大学生でチーム最年少の朝比奈あずさ(筑波大学2年)は18日の試合後、「楽しみではありつつ、不安や緊張もあります。ただ、やるべきことをやるのが自分にとっての使命だと思っているので、それをしっかりと表現できるようにしたいです」とコメント。「アジアカップに向けて準備をしっかりとして、準備をしっかりすれば楽しめると思っています。楽しんでプレーしたいです」と、自身初のFIBA主催大会へ意欲を示した。
18日のデンマーク戦では第1クォーターから出番を与えられ、17分30秒のプレータイムで4得点を記録。「意識した」というリバウンドは、2本のオフェンスを含む6リバウンドをマークした。ゴール下でファウルがかさんだこともあって、「手を下げてしまうと、ファウルになってしまいます。手を上げる意識を持っていかなければいけないと思います」と反省点を挙げつつ、「これまで体作り、体の強化に取り組んできました。実際にこういった大会で大きな相手と戦うことができて、今までよりレベルアップしていると感じます」と手応えをつかんだようだ。
渡嘉敷来夢(ENEOS サンフラワーズ)に代わる形で、強化合宿やカナダ遠征などでアピールに成功した朝比奈が19歳ながらロスター入りを勝ち取った。メンバー選出について問われると、「自分には自分の良さがあるし、渡嘉敷さんには渡嘉敷さんの良さがあると思っています。今回は自分のやってきたことが、恩塚(亨)ヘッドコーチのバスケットにフィットした部分があったと思っています」と言及。「選ばれたからには、自分がアジアカップの6連覇に貢献できるように、役割を果たしていきたいですし、自分のやるべきことをしっかりと頑張っていきたいです」と意気込んだ。
アジアカップの初戦は26日。16時からチャイニーズ・タイペイ(同33位)と対戦する。
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