2025.02.07
史上最大の波乱となった冬のマーケットで話題が持ちきりのNBAより、息抜きとして2024-25シーズンの“姓名ランキング”をご紹介したい。
日本では、佐藤や鈴木が有名な苗字として知られており、明治安田生命保険の「名前ランキング」の調べでは、昨年は男の子の名前として陽翔(ハルト)や凪(ナギ・ナギサ)が人気だった。
これと同様に、NBAでも同じ姓名を持つプレーヤーが複数人在籍している。リーグのさまざまなデータを収集する『Extra Muse』によると、現在のNBAで最も人数の多い名前は「ジェイレン」、苗字は「ウィリアムズ」だった。
「ジェイレン」は名前としてのシェアもさることながら、各選手の実力も申し分ない。
ジェイレン・ブラウン(ボストン・セルティックス)は、昨年悲願だったチャンピオンズリングを獲得し、NBAファイナルMVPを受賞。また、ジェイレン・ブランソン(ニューヨーク・ニックス)はマディソン・スクエア・ガーデンの主役となり、今シーズンは平均26.1得点(リーグ8位)、7.5アシスト(リーグ8位)の成績を残している。さらに、4シーズン目を迎えたジェイレン・グリーン(ヒューストン・ロケッツ)はいよいよその実力が開花しはじめ、今シーズンはロケッツのエースとして8試合で30点オーバーを記録している。

ニックスをけん引するジェイレン・ブランソン[写真]=Getty Images
その他にもジェイレン・ウィルソン(ブルックリン・ネッツ)、ジェイレン・スミス(シカゴ・ブルズ)、ジェイレン・ピケット(デンバー・ナゲッツ)、ジェイレン・ブリッジズ(フェニックス・サンズ)、ジェイレン・フッド・シェフィーノ(ユタ・ジャズ)など、リーグには総勢11名のジェイレンが在籍している。
一方、「ウィリアムズ」も大所帯だ。最近話題になったウィリアムズと言えば、アンソニー・デイビスの後釜として待望のインサイド補強となったマーク・ウィリアムズ(ロサンゼルス・レイカーズ)だろう。ダルトン・コネクト(シャーロット・ホーネッツ)らとのトレードでレイカーズに加入したキャリア3年目のデューク大学出身のセンターは、年々スタッツを向上させ、今シーズンは15.6得点、9.6リバウンドをマーク。また、昨年12月にACLを含む膝の複数の裂傷修復手術を受け、復帰を目指すグラント・ウィリアムズ(シャーロット・ホーネッツ)も、汚れ役を買って出る仕事人として高い評価を受けている。

ホーネッツからレイカーズへ移籍したマーク・ウィリアムズ[写真]=Getty Images
そして、すでにお気づきの読者もいるはずだが、リーグにはこの姓と名の両方を持つプレーヤーがいる。
ジェイレン・ウィリアムズ(オクラホマシティ・サンダー)は、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)に次ぐチームのセカンドオプションとして、ウェスタン・カンファレンスで首位を独走するサンダーの原動力となっている。今シーズンはこれまでに平均21.0得点、5.5リバウンド、5.1アシストを記録。チームのボールポゼッション100回あたりに選手が貢献する得点を示す“VORP”でもシェイに次ぐ2位の数字を残しており、2月に開催されるオールスターゲームにも初選出された。

首位サンダーの主力を担うジェイレン・ウィリアムズ[写真]=Getty Images
文=Meiji
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