2025.10.28
NBAの2025-26レギュラーシーズンは、10月22日(現地時間21日、日付は以下同)から開幕して27日を終えて6日が経過。ここまで全30チームが82試合のうち最初の2~3戦を終えた。
イースタン・カンファレンスではシカゴ・ブルズとフィラデルフィア・セブンティシクサーズがそれぞれ2戦全勝で、ボストン・セルティックス、インディアナ・ペイサーズ、ブルックリン・ネッツの3チームが3連敗を喫している。
ウェスタン・カンファレンスは、サンアントニオ・スパーズとオクラホマシティ・サンダーが無傷の3連勝を誇るも、ヒューストン・ロケッツとニューオーリンズ・ペリカンズが2連敗と、今シーズン勝利できていない。
なかでもロケッツは、昨シーズンにウェスト2位の52勝30敗を残した上位チーム。しかも今オフのトレードとFA(フリーエージェント)戦線でケビン・デュラントやドリアン・フィニー・スミス、クリント・カペラらを加え、リーグ屈指の豪華戦力を有しながら、勝利を手にできずにいる。
先発ポイントガードのフレッド・バンブリートがヒザの前十字靭帯断裂でシーズン全休、フィニー・スミス(足首)が出場できていない中、22日のサンダー戦は2度の延長の末に1点差(124-125)、25日のデトロイト・ピストンズ戦では4点差(111-115)と、2戦続けて惜敗。
ここまで、デュラントが平均30.0得点6.0リバウンド2.0アシスト1.5スティール、アルペレン・シェングンが同28.0得点9.0リバウンド7.0アシスト2.5スティールと両輪が活躍。さらにアメン・トンプソンが同14.0得点4.0リバウンド3.0アシスト、ジャバリ・スミスJr.が同13.5得点5.5リバウンド1.0スティールを残している。

ピストンズ戦で37得点を奪ったデュラント[写真]=Getty Images
2試合とも9人ローテーションを敷いているチームは、オフェンシブ・レーティング109.3でリーグ24位、ディフェンシブ・レーティング113.7が同12位。特にディフェンシブ・レーティングは昨シーズンにリーグ5位の110.3を記録していただけに、なかなか思うようにいかない状況にフラストレーションを抱えていてもおかしくはない。
ピストンズ戦を終えて、トンプソンはこう語っていた。
「まだいい試合ができていない気がしている。ここまでは惜しい試合が2戦続いている。けどそればかり言っているわけにはいかない。僕らは最高の試合がしたいんだ。自分たちにはチャンピオンシップレベルの期待がある。だから毎試合、ベストな試合をしようとしている。ダメな試合もあるけど、それでも勝とうと努力しているところなんだ」
ロケッツは開幕2戦でいずれも大敗したわけではなく、相手チームと競り合って敗れた。昨シーズンの王者(サンダー)とプレーオフチーム(ピストンズ)が相手だったとはいえ、勝てなかったことを悔やんでいる。
「コーチ陣も腹を立てているし、選手たちだって腹を立てている。俺たちはもっといい結果を望んでいて、まだシーズンは始まったばかり。だから、俺たちが今こう感じているのは良いことだし、俺はそういうエナジーを気に入っている」
デュラントがそう口にしていたことから、チーム内では“次こそ勝ってやる”という思いが募っているに違いない。そのロケッツは、28日にホームでネッツ戦へ臨み、30日にトロント・ラプターズ、11月2日にセルティックスとのアウェー2連戦が組まれている。
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