2021.08.04
元NBA選手のハッサン・ホワイトサイドが中国の上海シャークスに加入する模様。現地メディア『Oriental Sports Daily(東方体育日報)』が報じている。2024年に引退が報じられていたが、この度現役復帰を果たすようだ。
ホワイトサイドは、2010年のNBAドラフト2巡目33位指名でサクラメント・キングスに入団しNBAデビュー。同じポジションでドラフト同期のデマーカス・カズンズ(キングス他)の存在もあり、ルーキーシーズンは出場時間に恵まれず大半を下部組織のDリーグ(現在のGリーグ)で過ごした。その後の数シーズンをレバノンや中国でプレーしたのち、2014年にマイアミ・ヒートと契約しNBAに復帰。
NBA復帰後に躍進を見せたホワイトサイドは、2015-2016シーズンのブロック王、およびNBAオールディフェンシブ・セカンドチーム選出を果たした。翌年にはリバウンド王にも輝き、ポートランド・トレイルブレイザーズに移籍後の2020年には2度目のブロック王を獲得している。また、2014年から2020年にかけて、6シーズン連続で平均ダブルダブルを記録した。
ホワイトサイドがNBAで過ごした10シーズンの通算成績は、511試合(うち332試合に先発)の出場で平均12.6得点10.8リバウンド2.2ブロック。2021-22シーズンに所属していたユタ・ジャズを最後にNBAの舞台から退いている。
近年、元NBA選手が活躍の場をアジアに移すことが珍しいことではなくなっている。直近では、ビクター・オラディポ(元インディアナ・ペイサーズ他)が中国リーグの広州ロング・ライオンズの一員としてプレーし、10月に行われたロサンゼルス・クリッパーズとのプレシーズンゲームで存在感を発揮していた。また昨年は、ホワイトサイドの元チームメートでもあるカズンズとドワイト・ハワード(元オーランド・マジック他)が台湾リーグを席巻していたことも記憶に新しい。
日本では、今年7月にナシール・リトル(元フェニックス・サンズ他)が千葉ジェッツに加入し、2023-24シーズンにサンズで共に過ごした渡邊雄太との再会を果たしている。ホワイトサイドやオラディポのような輝かしい実績を持つ元NBA選手がBリーグでプレーする日も、そう遠くないかも知れない。
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