2025.11.24
NBAは2025-26シーズン開幕から最初の1カ月間に、米国内で6000万人以上が同リーグの試合を視聴したと発表した。対象となる視聴プラットフォームはNBC/Peacock、ESPN、Amazon Prime Videoで、シーズン開幕期としては過去15年間で最も多い視聴者数を記録したとしている。
今回の発表は、リーグ公式広報アカウント「NBA Communications」によるもので、視聴者数の算出はテレビ放送と配信サービスを横断した集計に基づく。NBAは2025-26シーズンから複数のパートナーと放映権契約を締結しており、従来のESPNに加え、NBCが地上波へ復帰したほか、Peacockでの同時配信、さらにAmazon Prime Videoの新規参入によって視聴環境が大きく変化した。複数の視聴経路が整備されたことで、開幕直後から幅広い層にリーチしやすい体制となっている。
同リーグは「開幕から1カ月での視聴者数が過去15年で最多」と説明する一方、2011-12シーズンはクリスマスデーに開幕した短縮シーズンであったため比較対象から除外している。今シーズンは通常通り10月に開幕しており、序盤から各プラットフォームを通じて安定的に視聴者を確保したことになる。
視聴者数増加の背景には、リーグ全体のデジタル戦略の拡大もある。NBCはプライムタイムの全国放送に加えてPeacockを通じた配信を展開し、Amazon Prime Videoもレギュラーシーズンの一部試合を独占配信している。これにより、従来のテレビ視聴者に加えて配信サービス利用者層にもアプローチする仕組みが構築され、視聴習慣の多様化に対応した形となっている。
なお、NBAは開幕後の視聴データを定期的に発信しており、複数の配信プラットフォームが並行してカバーする体制は今後も継続するとしている。開幕からの1カ月で6000万人を超える視聴者が試合を視聴したことは、リーグが取り組むメディア戦略が浸透していることを示す指標の一つとなる。
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