2026.04.22
2025-26シーズンからPrime VideoでNBAの配信がスタートした。日本国内でもプライム会員特典としてライブ配信が行われ、レギュラーシーズンが終了した段階で想定以上の視聴反響を得ているという。プレーオフやNBAファイナルに向けた熱狂が加速するなか、プライム・ビデオ ジャパンコンテンツ事業本部の石橋陽輔本部長にインタビューを実施し、好調の要因や今後の展望をうかがった。
インタビュー=入江美紀雄

NBAとの11年契約初年度から好調なスタートを切った [写真]=Getty Images
――今シーズンから本格的にNBA中継が始まりましたが、反響はいかがでしょうか。
石橋 かなり手応えを感じています。11年という長期契約の初年度ですが、我々が想定していた以上の反響をいただいています。最もわかりやすい例が、Prime Videoで独占配信した「エミレーツNBAカップ2025」の視聴状況です。
12月15日に配信した準決勝の試合が、2019-20年シーズン以降、レギュラーシーズンにおける日本での視聴人数を更新しました。過去6年間のなかで史上最高の視聴者数を出したということです。とくに注目すべきは、この試合に日本人選手が所属するチームが出場していなかったことです。八村塁選手(ロサンゼルス・レイカーズ)や河村勇輝選手(シカゴ・ブルズ)が出場する試合はもちろん見られますが、そうではない試合が見られるということは、日本人選手のみならずNBAというリーグ全体に対する関心と需要の表れだと思っています。
――どのような層の視聴者が増えていると分析していますか。
石橋 男女ともに幅広い層に見ていただいていると思いますが、そのなかでも比較的若い層が多いと推測しています。また、Bリーグや日本代表チームの活躍もあり、国内のバスケットボールファンの総人口が増えていることも影響しているでしょう。
配信時間帯もポイントです。たとえば先ほどのNBAカップの試合は日曜日の朝から昼にかけて配信されました。Prime Videoにはスポーツ以外の目的で加入している方も多いため、週末にテレビをつけて「あ、配信されているんだ」と気軽にご覧いただきやすい環境だったのかなと思います。
――Amazonプライム会員なら追加料金なしで視聴できる点も大きいですね。
石橋 まさにそれが我々の強みです。追加料金なしの配送特典など、別の目的で加入した方にも「あ、見られるんだ」と気づいてもらい、視聴のきっかけを作ることができます。実際に新規で加入していただくお客様も多くいらっしゃいます。映画やドラマとは異なる視聴者層にアプローチできるため、スポーツは我々の戦略の大きな柱になっています。

インタビューにこたえたプライム・ビデオ ジャパンコンテンツ事業本部の石橋陽輔本部長 [写真]=バスケットボールキング
――スタッツ情報など、配信画面の見やすさや新機能についてはいかがですか。
石橋 我々ならではの技術で、今まで体験したことのないような試合の見方や楽しみ方を提供できていることが、満足度が上がっている大きな要因だと思います。バスケットボールは数字との親和性が高いスポーツですから、ポイントやリバウンドなどのスタッツをリアルタイムで確認できるニーズは常にあります。
――Prime Videoならではの具体的な機能はありますか。
石橋 たとえば「マルチビュー」機能を使えば、MLBとNBAの試合を同じ画面で同時に視聴することができます。また、AIを駆使して、配信を見たタイミングですぐにダイジェスト映像を作成してくれる「ラピッド・リキャップ」といった機能もあります。こうした技術はどんどん進化していくので、「次はこんなふうに見られるんだ」というワクワク感や感動をお届けできるとうれしいですね。
――いよいよプレーオフが始まりますが、今後の展望を教えてください。
石橋 これからの後半戦では、ウェスタン・カンファレンス・ファイナルとNBAファイナルの全試合をライブ配信しますので、ファンの方々に大いに喜んでいただけると思っています。また、今月開催される「NBA House Japan」にもプレゼンティングパートナーとして協力し、NBAのカルチャーや音楽、ファッションといった魅力を没入型のイベントで体験していただきたいと考えています。
――最後にファンへメッセージをお願いします。
石橋 まだ始まったばかりです。これからプレーオフもありますし、11年間かけてしっかりとNBAの魅力を伝えていきたい。そして、NBAファンだけでなく、バスケットボールファン全体に広げていきたいと思います。期待していてください。
2026.04.22
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