2026.07.02

セルティックス、ブラウンをシクサーズへ放出…ポール・ジョージも絡む大型トレード

昨季のプレーオフでも対戦したジョージ(左)とブラウン(右)がトレード [写真] = Getty Images
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 7月2日(現地時間1日)、ボストン・セルティックスフィラデルフィア・セブンティシクサーズの間で大型トレードが成立した。現地メディア『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者によると、セルティックスはジェイレン・ブラウンを放出し、見返りとしてポール・ジョージと複数のドラフト指名権を獲得するという。

 報道によると、セルティックスがジョージに加えて獲得するのは2028年と2031年の1巡目指名権、さらに2028年と2030年の2巡目指名権だという。なお、2031年の1巡目指名権は無保護であり、2028年の1巡目指名権は条件次第でセルティックスに有利なスワップ権へ変更される可能性があるとのこと。2巡目指名権についても、複数球団の中で最も有利な指名権が譲渡される条件となっている。

 ブラウンは2016年のNBAドラフト全体3位でセルティックスに加入。以降はジェイソン・テイタムとともにチームの中心を担い、過去10年間にわたって常勝軍団の土台を築いてきた。5度のオールスター選出に加え、2024年にはイースタン・カンファレンス・ファイナルMVPとNBAファイナルMVPを受賞し、球団史上18度目の優勝に大きく貢献した。

 昨シーズンもブラウンはキャリア最高のシーズンを送っており、平均28.7得点6.9リバウンド5.1アシストを記録。MVP投票では6位に入り、オールNBAセカンドチームにも選出された。開幕時には再建期突入との見方もあったセルティックスをレギュラーシーズン56勝へ導いた立役者であり、攻守両面でリーグ屈指のオールラウンダーとして存在感を示していた。

 ブラウンの去就を巡ってはここ数週間、さまざまな憶測が飛び交っていた。報道によると、セルティックスはブラウンと1巡目指名権2本を含めたパッケージでヤニス・アデトクンボの獲得を模索していたものの実現には至らず、ヤニスのマイアミ・ヒート移籍後は他チームとのトレード交渉を本格化させていたという。なお、シャラニア記者によれば、ブラウン本人がトレードを要求した事実はなかったとされている。

 今回の移籍により、シクサーズは一気にリーグ有数の豪華ロスターを形成することになった。ブラウンはジョエル・エンビードタイリース・マクシー、そして昨シーズンはルーキーながら高いパフォーマンスを示したVJ・エッジコムとチームメートになる。プレーオフでセルティックスを1回戦で下したシクサーズが、ブラウンという現役屈指のオールラウンダーを加えたことで、イースタン・カンファレンスの覇権争いに乗り出すことになりそうだ。

 また、トレードの見返りとしてジョージと複数の指名権を獲得したセルティックスは、長年チームの象徴だったブラウンを放出したことで新たな方向性へと舵を切ることになる。すでにミッチェル・ロビンソンマイク・コンリーの獲得にも成功しており、ベテランと将来の資産を組み合わせながら、新体制の構築を本格化させている。

 イースタン・カンファレンスを代表するライバル同士による今回の大型トレードは、新シーズンの勢力図を大きく左右する一手となりそうだ。

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