2025.07.08
シカゴ・ブルズが、FA(フリーエージェント)のノーマン・パウエルと契約合意に達した。7月2日(現地時間1日)、現地メディア『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。
報道によると、契約は2年総額4500万ドル(1ドル=162円換算で約73億円、為替換算は以下同)で、2年目はチームオプションになるという。
現在33歳のパウエルは、昨シーズンにマイアミ・ヒートでキャリア最高のシーズンを送ったベテランウイング。NBA11年目にして自身初のオールスターに選出され、平均21.7得点3.5リバウンド2.5アシストを記録したほか、1試合平均7.1本の3ポイントシュートを放ち、成功率38.0パーセントをマークした。キャリア通算でも3ポイント成功率39.6パーセント、フィールドゴール成功率47.1パーセントを誇り、高い得点力とシュート力を兼ね備えている。
2015年のNBAドラフト2巡目全体46位でトロント・ラプターズへ入団したパウエルは、ローテーションプレーヤーから主力へと成長し、2019年にはラプターズのNBA制覇に貢献。その後2021年にポートランド・トレイルブレイザーズへ移籍すると、2022年からはロサンゼルス・クリッパーズでプレーし、2025年オフのトレードでヒートへ加入した。直近2シーズンはいずれも平均21得点超えをマークするなど、リーグ屈指のスコアラーとして存在感を放ってきた。
パウエルにはデトロイト・ピストンズも関心を示していたと報じられていたが、最終的にブルズ入りを決めた。オフボールでの動きや得点力を兼ね備えたベテランは、マタス・ブゼリスやジョシュ・ギディー、2026年ドラフト全体4位指名のケイレブ・ウィルソンら若手を擁するブルズで、得点源として大きな役割を担うことになりそうだ。
前日にザック・コリンズとの契約延長をまとめていたブルズは、約2300万ドル(約37億円)のサラリーキャップスペースを確保した状態でFA市場2日目を迎えていた。昨シーズンは31勝51敗でイースタン・カンファレンス12位に終わり、4年連続でプレーオフ進出を逃しただけに、経験豊富なパウエルの加入で巻き返しを図る。
また、2年目がチームオプションとなっている今回の契約は、将来的な柔軟性も意識した内容とみられている。ブルズは来シーズン以降の選択肢を確保できるだけでなく、パウエルの活躍次第ではトレードデッドラインで資産価値を高めるカードとして活用できる可能性もありそうだ。
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