2026.07.01
偉大なNBA選手にも、かつて憧れた“ヒーロー”がいる。2026年のNBAドラフトで夢をつかんだルーキーたちもまた、誰かの背中を追いながら、世界最高の舞台までたどり着いた。
NBAの公式コンテンツで、クリエイティブパーソナリティーのジャミアーセン・グリーンが「子どものころの好きな選手は?」と質問した。そこには、次世代を担うルーキーたちが、どのスターの影響を受けて育ったのかが色濃く表れていた。
ウィザーズから全体1位指名されたAJ・ディバンサは、これまで何度もケビン・デュラント(ヒューストン・ロケッツ)の名を挙げてきた。この日のインタビューでも、答えは間髪入れずに「KD」だった。
高校時代にワークアウトをともにしたデュラントは、彼にとって特別な存在だ。ディバンサは「彼はすごく簡単そうにプレーする。それこそが本当のプロの姿だ」と語る。練習中のデュラントから「集中を保ち、プレーをシンプルにこなすことだ」と助言を受けたことも明かした。
グリズリーズから全体3位指名されたキャメロン・ブーザーにとって、父カルロス・ブーザー(元ジャズほか)以上の存在はいない。キャリア平均16.2得点9.5リバウンドを記録した父は、リーグを代表するパワーフォワードの一人だった。
キャメロンにとって父親は最大の味方であり、何でも相談できる存在だ。父から受け取った「今、この瞬間に集中する」という教訓を胸に、最高峰 of 舞台へと挑む。また、ジョアキム・ノアらとともにプレーしたブルズ時代の父の姿が特に好きだったことにも触れた。

現役時代の父ブーザー(右)と盟友のノア [写真]=Getty Images
だが、今年のルーキーから最も多く名前が挙がったのは、レブロン・ジェームズだった。全体2位のダリン・ピーターソンや全体4位のケイレブ・ウィルソン、全体10位のブレイデン・バリーズらの皆が、キングへの憧れを口にしている。
ブルズへ入団したウィルソンも、地元シカゴの象徴であるマイケル・ジョーダンではなく、レブロンをヒーローに挙げた。過去にレブロンとトレーニングをした際、連続で3ポイントシュートを決め続ける姿を目の当たりにして刺激を受け、長年にわたるセルフケアや準備への姿勢も自らのルーティーンに取り入れているという。
また、ブルズへ入団したデイリン・スウェインは、レブロンが設立したユースチームでプレーした経験があり、テキサス大学でブレイクを果たした現在もレブロンへの憧れを隠さない。バックスから全体10位指名されたバリーズも、レブロンの息子ブライス・ジェームズとアリゾナ大学でルームメートだった経歴を持つなど、ジェームズ一家とは深い縁を持っている。バリーズも過去にレブロンから「とにかく楽しめ」と言葉をかけられ、心に残っているという。
圧倒的なキャリアと大きな露出によって、レブロンは多くの若手にとって最も身近なアイドルになった。ルーキーたちの言葉は、レブロンが引退したあとも、その価値観や影響力、すなわち“レブロンイズム”がリーグに受け継がれていくことを示している。
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