2026.08.29
ベン・シモンズ(サクラメント・キングス)のNBA復帰をめぐり、元NBA選手のパトリック・ベバリーと舌戦が繰り広げられている。
2025-26シーズンをバスケットボールから離れて過ごしたシモンズは、今夏にキングスと1年350万ドル(1ドル=153円換算で約5億円)の契約に合意。非保証の契約ながら、2026-27シーズンにNBAの舞台へ戻ることになった。
シモンズの復帰を歓迎する声がある一方で、NBAに戻る資格がないとする批判も出ている。その一人が、長年NBAでプレーし、現在もヨーロッパで現役を続けているベバリーである。
ベバリーは自身のポッドキャスト番組『The Pat Bev Show』で、シモンズについて「不公平」と主張。さらにシモンズを、過去に結果を残せなかったことや、プレッシャーやファンからの批判などを理由に競技から“逃げた”選手と呼び、再びNBAでプレーする機会を得ることに疑問を呈した。
「バスケットボールから逃げて、再び戻ってくることができるなんて公平だとは思わない。多くの成功を収められなかったからといって、逃げ出すことはできる。ゲームが難しくて、ストレスがあって、うまくプレーできず、ファンやメディアから批判されるからといって、逃げ出すこともできる。でも、戻ってくるチャンスはあっていいのか?」
さらにベバリーは、NBA復帰に向けて努力を続けているビクター・オラディポ(元インディアナ・ペイサーズほか)を引き合いに出し、シモンズとの違いを強調した。
「俺は、ビクター・オラディポを見てきたんだ。彼は競い続け、Gリーグにも行き、大勢のコーチやGMの前でワークアウトをして、手紙まで書いていた。こういう選手を選ぶべきだ」
このベバリーの批判に対し、シモンズは自身のInstagramで以下のように反応し、今回のNBA復帰について、周囲から与えられた“施し”ではないと強調した。
「逃げ出しただって…?俺は2年間、身体的にプレーできる状態じゃなかった。これは施しじゃない。俺は、この場所に戻るために必死に努力したんだ。そして、自分が心から愛しているゲームをプレーできる立場に戻れたことに、本当に感謝している。きみたちは、自分たちの都合に任せて、これからも勝手なストーリーをでっちあげていくんだろうね。それこそ、きみたちの人間性を物語っているよ」
シモンズは2024-25シーズン、ブルックリン・ネッツとロサンゼルス・クリッパーズでプレー。51試合に出場し、平均5.0得点4.7リバウンド5.6アシストを記録。クリッパーズ加入後は18試合で平均2.9得点3.8リバウンド3.1アシストと、かつてのオールスター級の存在感からは程遠い数字に終わった。シーズン終了後にNBAから離れ、2025-26シーズンは実戦から遠ざかっていた。
長期にわたる身体的な問題やコンディションへの懸念を抱えながらも、再びNBAの舞台に戻ることを決断したシモンズ。2026-27シーズン、シモンズがコート上でどのような姿を見せるのか。今回の舌戦をきっかけに、その復帰そのものにも改めて注目が集まりそうだ。
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