2024.03.01

自身4度目の五輪に意気込むデュラント…目指すのは“大勝”「40点、50点差での勝利を」

非凡な得点能力でチームUSAをけん引してきたデュラント[写真]=Getty Images
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 2月29日(現地時間28日)、現地メディア『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者とジョー・バーデン記者によって、今夏の「2024年パリオリンピック」に出場するアメリカ代表のロスター情報がアップデート。ケガなど特別な状況を除き、選出が濃厚とされる6名が発表された。

 レブロン・ジェームズステフィン・カリージェイソン・テイタムなど、リーグを代表するスター選手たちが並び、その中にはケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)の名前も。パリ五輪がほぼ“当確”となったデュラントは、先日Youtubeチャンネル『Boardroom』で公開された対談動画にて、意気込みを語っていた。

「僕は大会で出場できるように努めているし、責任を持って役割を果たそうとしている。練習で積み重ねてきた努力が、やがて実を結ぶことは分かっているよ。準備はできているし、あの絆やチームUSAの兄弟愛に囲まれることに興奮しているんだ。あれは比類なきものだね」

 また、デュラントはオリンピックで優勝を果たすだけでなく、アメリカの絶対的な力を示したいとも考えている。「4つ目のリングを取りに行こう。僕はただ、ウチの選手がいかに圧倒的な存在であるかをアピールしたいだけだ。40点、50点差での勝利がまさしくそれだ」。

 2012年のロンドン、2016年のリオデジャネイロ、2020年(開催は2021年)の東京と、出場したオリンピックすべてで金メダルを獲得しているデュラント。NBA屈指のフォワードは、“辛勝”ではなく“大勝”での白星が目標と言葉を強める。

 普段は別球団でプレーしているNBAオールスターたちにとって、オリンピックやワールドカップといった世界大会はタッグを組める貴重な機会。デュラントもその醍醐味を心待ちにしているようだ。「スター選手たちがオールスターウィークエンドだけじゃなく、夏の間はずっと一緒のチームでプレーする。今年、最も楽しい瞬間の1つは夏になるだろうね」。

 昨年の夏に開催された「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」では、カナダ代表との3位決定戦に敗れ、表彰台を逃したアメリカ。ドリームチームの威光を取り戻すためにも、デュラントは今夏のオリンピックで全力を披露してくれることだろう。

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