2024.08.27
7月19日(現地時間18日)、現地メディア『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が、昨シーズンまでロサンゼルス・クリッパーズでプレーしていたラッセル・ウェストブルックのデンバー・ナゲッツ移籍を報じた。
速報によると、クリッパーズはウェストブルックに加え、ドラフト2巡目指名権のスワップと金銭をユタ・ジャズに放出し、対価としてクリス・ダンを獲得するという。さらに、ウェストブルックはジャズとの契約バイアウトに合意した上でナゲッツとの契約を締結する見込みとのこと。
昨シーズンのウェストブルックはクリッパーズの一員として68試合に出場し、平均22.5分のプレータイムで11.1得点5.0リバウンド4.5アシスト1.1スティールを記録。クリッパーズ加入後に先発からシックスマンに転向し、ベンチから爆発力を注入する役割を存分に果たしていた。
ナゲッツはこのオフシーズンに戦力補強を図っており、『ESPN』のインタビューに応じた指揮官のマイケル・マローンは、ナゲッツが補強すべき選手について「ジャマール・マレーのバックアップとなる存在」と発言しており、GMのカルビン・ブースからこの補強について万全の用意があると言われていることも明かしていた。ウェストブルックには、マレーを支えるバックアップポイントガードとしての役割が期待されているものと推察できる。
また、ウェストブルックはNBA歴代最多のトリプルダブル達成回数(199回)を誇る選手であり、現役選手で2位につけているのがナゲッツのニコラ・ヨキッチ(130回、歴代4位)であることから、ナゲッツに“トリプルダブルコンビ”が誕生したことになる。現地メディア『Clutchpoints』によれば、2人のトリプルダブル達成回数(合計329回)は、現役選手で3位以下につけているレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ/112回)、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス/77回)、ジェームズ・ハーデン(クリッパーズ/77回)、ドマンタス・サボニス(サクラメント・キングス/58回)の4名の記録を足した数字よりも多いという。
オクラホマシティ・サンダーから離れて以降はチームを転々としてきたウェストブルック。35歳を迎えベテランとなったが、マレーやヨキッチをその爆発力で支え、ナゲッツで悲願のリーグ制覇を達成することができるか。
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