2024.09.26
9月4日(現地時間3日)。ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーが、『CNBC』の番組“Squawk on the Street”へ出演した。
36歳のスーパースターは、先日ウォリアーズと1年の延長契約を締結したことで、2026-27シーズンまで契約下に入った。現行契約が満了する頃には39歳を迎えるものの、カリーは「(引退後に)リーグで新たな役割へ移る前に、自分にはコートでたくさん達成したいことがある」と話していた。
NBAキャリア15年目を終えた大ベテランながら、カリーはリーグトップレベルの実力者。昨シーズンも平均26.4得点4.5リバウンド5.1アシストに3ポイントシュート成功率40.8パーセント(平均4.8本成功)を残し、オールスターとオールNBAサードチーム、さらには最優秀クラッチプレーヤー賞に選出。
今夏にはアメリカ代表としてパリオリンピックへ出場し、念願のオリンピック金メダルを獲得している。
4度の優勝に2度のシーズンMVP、1度のファイナルMVPを手にしてきたカリーは、オールスターとオールNBAチームにそれぞれ10度も名を連ね、75周年記念チームにも選ばれていて、通算3ポイント成功数はレギュラーシーズン(3747本)とプレーオフ(618本)でNBA歴代トップと、すでにバスケットボール殿堂入りが確実視されている。
そうした中、カリーは番組内で将来NBAチームのオーナーになることに興味があると口にしていた。
「それは間違いなく検討していることだね。NBAの偉大さを持続させる手助け、それに球団をチャンピオンシップ争いへ参戦させるためにどうすべきか、自分ならうまくできるんじゃないかと思っているんだ」
ウォリアーズのフランチャイズプレーヤーとして計6度のNBAファイナル進出を誇るカリーは、このチームの中心として多方面に渡って絶大な影響力を持つ選手だけに、NBAで経験していることを引退後に別の役職で生かすことは理に適っていると言えるだろう。
これまで、NBA選手ではマイケル・ジョーダンがシャーロット・ホーネッツのオーナーを務めてきた。また、グラント・ヒルがアトランタ・ホークス、シャキール・オニールがサクラメント・キングス、ドウェイン・ウェイドがユタ・ジャズ、アービン“マジック”ジョンソンがレイカーズの少数株主になってきた。
レブロン・ジェームズ(レイカーズ)が、ラスベガスにNBAチームが誕生すれば、オーナーシップグループ入りすることを望んでいることから、カリーが彼らの仲間入りを果たす可能性は十分ありそうだ。
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