グリズリーズ・河村勇輝が約8分のプレータイムで2アシスト…2Way契約に向けて開幕前最後のアピール

日本人として4人目のNBAプレーヤーを目指す河村勇輝 [写真]＝Getty Images

　10月19日（現地時間10月18日）、河村勇輝が所属するメンフィス・グリズリーズが、NBAプレシーズンゲームでマイアミ・ヒートと対戦。エグジビット10契約でチームに帯同する河村は、プレシーズンゲーム5試合連続出場を果たした。

　ホームのフェデックス・フォーラムで迎えたプレシーズンゲーム最終戦。エースガードのジャ・モラントが復帰したこともあり、前半まで出場機会のなかった河村は、97－90で迎えた第4クォーター残り8分3秒にコートイン。投入からしばらくはオフェンスが噛み合わず、ヒートに逆転を許すことに。河村もワンフェイクでディフェンスを交わして3ポイントを放つも、リングに嫌われて得点にはならず。

　それでも河村はピック&ロールからマイルズ・ノリスの3ポイントをアシストすると、その後ファストブレイクのシチュエーションでターンオーバーを犯すも、怯むことなく直後のプレーでノリスの2本目の3ポイントをアシストしてみせる。

　さらにルーズボールに対して、体を投げ出してマイボールにするハッスルプレーでもチームに貢献。限られた時間の中で全霊のアピールを続けるも、最終的には0得点2アシストというスタッツで試合を終えることとなった。

　なお試合はサンティ・アルダマとデズモンド・ベインがともに19得点をあげたグリズリーズに対し、17得点のジョシュ・クリストファーを筆頭に7選手が2ケタ得点を挙げたヒートが109－114で勝利を収めた。

　プレシーズンゲーム最終戦で好アピールとはならなかった河村。残された2Way契約最後の1席を獲得することはできるのか。球団の決断の結果は、10月20日（現地時間19日）に分かる見込みだ、

■試合結果
マイアミ・ヒート 114－109 メンフィス・グリズリーズ
MIA｜24｜32｜25｜29｜＝114
MEM｜28｜38｜29｜18｜＝109