2023.09.17
11月19日、各地でB1リーグ第6節が開催され、川崎ブレイブサンダースは敵地で名古屋ダイヤモンドドルフィンズと対戦した。
試合序盤は両軍ともにロースコアの展開が続き、25-33と8点ビハインドで前半を終えた川崎。第3クォーターではオープンショットが思うように決まらず、開始3分には29-44と15点差まで離されてしまう。しかし、ニック・ファジーカスやマイケル・ヤングジュニアを中心としたビッグラインナップで主導権を奪い返すと、名古屋Dの猛追を振り切り85-73で逆転勝利をつかんだ。
最終クォーターでは勢いに乗るチームをコントロールし、試合を通じ4得点2アシストをマークした納見悠仁は「流れに乗ったときもディフェンスを崩さずにできた」と、クラブ広報を通じ名古屋Dとの一戦を振り返っている。
1試合平均90.7得点(20日時点で首位)を奪うなど、高い攻撃力を特徴とする名古屋を前半を33得点に抑えられたことは、チームディフェンスが機能していた証拠だと語った納見。しかしオフェンスは波に乗り切れず、25得点に終わってしまったことは「問題だった」と指摘した。
「後半、自分たちの遂行すべきことをもう一度考えました。入りはあまり良くなく離されてしまったんですが、そこで我慢してディフェンスを崩さすにできたことが今日の最後で勝ち切れた要因かなと思います」
後半だけで60得点を稼ぐなど、つかんだ流れを存分に生かした川崎。後半で意識したポイントについて、納見は「ディフェンスから積極的にプレーしようと考えていて、そのなかでチームがリングにいい勢いでアタックできていたので。リバウンドやブロックで頑張ってくれる選手もいたので、そこが勢いにつながったと思います」と語っている。
「バイウィークもあったなかで、チームでコミュニケーションを取りながらプレーすることができている」と、連携についても言及した納見。今季から川崎に移籍したこともあり、まだ仲間とのコンビネーションには改善の余地があると反省しつつ、「(チームに)来た当初に比べれば自分としてもなじめています。あとは精度をもうちょっと上げていければ」と話すように、フィット感は向上しているようだ。
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