2023.04.04

【京都vs滋賀】連敗脱出を狙う京都と、B1残留へ前進したい滋賀が今季2度目のダービーへ

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

京都ハンナリーズvs滋賀レイクス(@京都市体育館)
4月5日19時5分

 西地区7位の京都ハンナリーズは8連敗と苦境が続く。前節は広島ドラゴンフライズと対戦し、GAME1では序盤からターンオーバーが目立ち、オフェンスが停滞して76-92で敗戦。GAME2は司令塔の久保田義章が先発し、ミスからの失点は減らしたものの、第1クォーターから8-20と劣勢だった。チームアシストは9本にとどまり、フィールドゴール成功率も34.8パーセントと振るわなかった。

 滋賀レイクスとの“京滋ダービー”ではオフェンスを立て直せるか。89-72で勝利した第14節の対戦では、第1クォーターから4本の3ポイントシュートを鎮め、23-12のスタートダッシュが奏功した。久保田とシェック・ディアロを中心に、ボールを回し、ジェロード・ユトフや、満田丈太郎に代わって先発が続く小澤智将の3ポイントシュートを呼び込み、連敗脱出を目指す。

 対する滋賀は、西地区最下位だが、第24節に大阪エヴェッサへ敗れて以降、5勝2敗と立て直してきた。横浜ビー・コルセアーズとの前節はGAME1に102-95で勝利。3ポイントシュートを27本中13本決め、イヴァン・ブバテーブス海がそろって“ダブルダブル”の活躍を見せた。GAME2は84-93で敗れたが、B1残留圏内の全体22位に踏みとどまった。

 チーム好調の要因は、3ポイントシュートにあるだろう。全員が思いきりよく放ち、勝利した試合では少なくとも11本を射抜き、その成功率は35パーセントを超える。この間、90得点以上の試合を4度も数えており、この勢いを“京滋ダービー”にぶつけたい。前節に目立った速攻やターンオーバーからの失点を減らせれば、今シーズンのダービー初勝利と、B1残留へまた少し前進できそうだ。

文=大橋裕之

■ロスター

・京都(HC:ロイ・ラナ)
ジェロード・ユトフ
水野幹太
小西聖也
マシュー・ライト
小澤智将
久保田義章
青木龍史
満田丈太郎
トビンマーカス海舟
シェック・ディアロ
ザック・モーア
益子拓己 ※特別指定
小室昂大
エペ・ウドゥ

・滋賀(HC:ダビー・ゴメス)
ケルヴィン・マーティン
テーブス海
杉浦佑成
柏倉哲平
キーファー・ラベナ
野本大智
星野京介
デクアン・ジョーンズ
イヴァン・ブバ
狩野祐介
湧川颯斗 ※特別指定
森山修斗
川真田紘也

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