
2025.06.20
6月28日、オープンハウスアリーナ太田で「B.LEAGUE GLOBAL INVITATIONAL 2025」が開催。B.LEAGUE UNITEDとNBL SELECTが対戦した。
同イベントは2024年1月にBリーグとオーストラリアNBLがパートナーシップを締結したことで実現。BリーグユナイテッドはB1からB3でプレーする8名に、「Bリーグの競技環境を体験するとともに、アメリカ国外のバスケットボール関係者へのショーケースの場」を設けることを理由としてアメリカから2名を加え、平均年齢24.5歳の10名で試合に臨んだ。
Bリーグユナイテッドは中村拓人(群馬クレインサンダーズ)、トロイ・マーフィージュニア(サンロッカーズ渋谷)、今村佳太(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)、トビンマーカス海舟、ウィル・ベイカーが先発出場。第1クォーターからメンバーを入れ替えながら進め、第2クォーター開始時点で10名全員がプレータイムを得た。
試合は序盤からリードを奪ったものの、第1クォーター残り1分14秒から連続得点を与えて19-21。第2クォーターは離されずに食らいつき、32-33と1点ビハインドで前半を終了した。後半は第3クォーター開始1分20秒に中村の“3点プレー”で同点に追いついたあと0-12のランを献上。その後は追いかける展開が続き、第4クォーター残り2分29秒に細川一輝(群馬)の3ポイントシュートで1ケタ点差まで詰め寄ったが、64-75で敗戦を喫した。
豪州代表経験もある実力者との対戦で学びを得た中村[写真]=Bリーグ
「このようにプレーできる機会があるのは感謝しています。海外の選手とやり合う機会は少ないと思います。この場にいられることに満足するのではなく、さらに挑戦していくこと。自分がバスケットボールプレーヤーとしてどの立ち位置にいるのか。それは日本だけでなく、海外の選手と対戦することによってより明確になると思うので、トライ&エラーを繰り返しながらだと思いますけど、挑戦していきたいと思います」
その中村が主に対峙したミッチ・ノートン(ブリスベン・ブレッツ)は、NBL通算351試合出場を誇る32歳のベテランポイントガード。オーストラリア代表歴を持つ経験豊富な選手とのマッチアップを通じて「見習うべきことが多くある」と感じたようで、「無理をしないというか。ペイントアタックしてもしっかりと止まって、自分のシュートを打ちながらアシストもしていました。自分も速い選手ではないので、そこは学ぶべきところだと感じました」とも話した。
コート内外で存在感を発揮したトビン[写真]=Bリーグ
「(Bリーグユナイテッドアシスタントコーチの)コーチデイビッド(デイビッド・マクルーア/千葉Jプレイヤーデベロップメントコーチ)から電話がかかってきて、『マーカスは今、準備している? バスケットボールできる?』と聞かれたので『準備しています』と。それもワイキキのサンセットを見ながらです。『神さま、ありがとう』という気持ちでした。いつもどおりのルーティンで練習していました」
「チームやコーチ、そして日本代表のトム(ホーバス)ヘッドコーチに対して、今回のチャンスでディフェンス、シュート、リングアタック、ブロック、リバウンドとか全部できることを見せたかった」と続け、24歳のトビンにとっては新シーズンに向けて自身をアピールする機会でもあった。
コーチ陣にとっても貴重な経験に[写真]=Bリーグ
NBLセレクトからも前向きな言葉があり、サイモン・ミッチェルHCは会場に駆けつけたファンについても言及。「アメイジング」と発し、「Bリーグの長いレギュラーシーズンを終えたあとのタイミングでもまだバスケットボールを求めているのは印象的です。このような試合に呼んでいただけたのは本当に光栄です。ファンの皆さんは礼儀正しく、バスケットボールをリスペクトしていると思いますし、同時に楽しんでくれていると感じました」と語った。
Bリーグにとって初めての取り組み。様々な声が上がりながらも、試行錯誤を重ねながら、目標とする「2030年までにNBA選手5人輩出」を目指していく。
取材・文=酒井伸
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