2023.08.31

「比江島の日として認定いたします」日本代表を大逆転勝利に導いた救世主に賛辞止まず

第4Qだけで17得点を挙げた日本代表・比江島[写真]=fiba.basketball
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 8月31日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の17-32位決定ラウンド初戦が行われ、日本代表(FIBAランキング36位)は最大15点差をひっくり返し、86-77でベネズエラ代表(同17位)に勝利。パリオリンピック出場権獲得に王手をかけた。

 日本は第1クォーターから先行を許す苦しい展開で、最終第4クォーターに入ってから最大15点差をつけられ窮地に追い込まれた。それでも、金星を挙げたフィンランド戦でもチームを救った最年長の33歳、比江島慎が奮起。同残り7分19秒でステップバックスリーを沈め10点差とすると、ここから怒涛の連続ポイントでベネズエラ陣を切り裂いて一気に2点差に。

 そして1点ビハインドで迎えた残り2分、馬場雄大のスティールから速攻を繰り出し、最後はアシストを受けた比江島がファウルを受けながら逆転の3点プレー。比江島は第4クォーターだけで17得点を挙げる大暴れで逆転劇をけん引した。

 Bリーグファンが“比江島タイム”に沸くなか、X(旧Twitter)の国内トレンドには「比江島さん」など、関連ワードがランクイン。ワールドカップ公式アカウントも、漫画「スラムダンク」の名シーンを引き合いに出しながら比江島の活躍を伝えた。

 特にユニークだったのは、東京オリンピック日本代表の張本天傑名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)の投稿だ。試合終了直後にXアカウントを更新すると、「8月31日 比江島の日として認定いたします!!!みんなおめでとう そしてありがとう」と、泣き顔の絵文字も添えながら祝福。ファンからも「認定」「賛成です」と“比江島の日”に賛同する声が続出した。

 前回のワールドカップや東京五輪での屈辱を知るベテランは、この日22分38秒の出場で23得点2リバウンド2スティールEFF+23の大活躍。パリ五輪出場権獲得へ向けて負けられない一戦で、またしても大仕事をやってのけた。

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