2026.03.22
4月18日(現地時間17日)、ゴールデンステイト・ウォリアーズはフェニックス・サンズに96-111で敗れ、プレーイン・トーナメントで敗退。今シーズンの終幕を迎えた中、サンズ戦終盤にサイドラインで交わされたスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)とステフィン・カリー、ドレイモンド・グリーンの3人による円陣が話題を呼んでいる。
第4クォーター残り1分、ベンチに下がったカリーとグリーンに対し、カーが肩を寄せて以下の言葉をかけた。
「この先どうなるかは分からないけど、君たちのことを死ぬほど愛している」
この光景とカーの言葉は、長年チームを支えてきた指揮官の去就に対する憶測を一層強めるものとなった。2年3500万ドル(1ドル=158円換算で約55億円)の契約最終年を終えたカーは、指揮官として13シーズン目を迎えるかどうか不透明な状況にある。試合後、カーは自身の将来について率直に言及した。
「どうなるかは分からない。コーチングは今でも大好きだが、この仕事には必ず終わりがあるし、僕も理解している。ひとつの時代が終われば、新しい血やアイデアが必要になることもある。もしそうなったとしても、このフランチャイズで指揮を執れたことには感謝しかない。いったん距離を置いて、改めて話し合うつもりだ」
カーは、HCに就任した2014-15シーズンにウォリアーズを40年ぶりの優勝へ導くと、以降カリーやグリーン、クレイ・トンプソン(現ダラス・マーベリックス)、ケビン・デュラント(現ヒューストン・ロケッツ)らとともにNBA屈指の“王朝”を築き上げた。この12年間で、5年連続のファイナル進出と4度のリーグ優勝を達成している。
カーとともにリーグの勢力図を塗り替え、“王朝”の象徴としてチームを牽引してきたカリーも、試合後に指揮官への揺るぎない信頼を口にした。
「コーチには幸せでいてほしいし、この仕事にワクワクしていてほしい。そして、自分がふさわしい存在だと信じていてほしい。彼が僕にとってどういう存在かは分かっているはずだし、あえて言う必要もない」
来シーズンもカリーを契約下に置くウォリアーズは、ベテランとなったスーパースターを最大限に生かすべく、ロスター構成において難しい判断が迫られている。プレーオフ進出を逃した今シーズンは、2010年代から築き上げられてきた歴史の終わりを予感させるものとなるのか。ウォリアーズは過去の栄光と向き合いながら、新たな方向性を模索する重要な岐路に立たされている。
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