2026.09.03
9月3日、「NBA docomo」の2026-27シーズン発表会が開催され、新アンバサダーに就任した河村勇輝が出席した。発表会では、お笑いコンビ・チョコレートプラネットの松尾駿、グローバルボーイズグループ・BE:FIRSTのMANATOが応援ゲストとして参加したトークショーも行われ、MCの副島淳を交えて新シーズンの展望や河村への期待が語られた。
発表会では、新アンバサダーである河村のトークセッションが行われた。ロサンゼルス・クリッパーズと「エグジビット10」契約を締結し、トレーニングキャンプに挑む河村は、現在の心境や目標に向けたアピールポイントについて話してくれた。
トレーニングキャンプでのアピールについて、河村は「チーム状況を見ながら自分が勝利に貢献するために何が必要か、役割を見つけていきたい」としたうえで、「強みである速いペースでのゲームコントロール、ディフェンスやプレーメイク、そして3ポイントシュートを決めきることが大事になる」と述べた 。
また、自身の最大の武器であるパスについては、オリンピックやワールドカップの代表戦で海外の選手と対戦した段階で「必ず通用する」と感じていたことを明かし、1年目にメンフィス・グリズリーズでプレシーズンを過ごしたときに、その感覚が間違っていなかったと確信に変わったという 。パスに目覚めたのは小学校2年生でバスケットボールを始めた時期であり、ジェイソン・キッド(元ダラス・マーベリックスほか)やスティーブ・ナッシュ(元フェニックス・サンズほか)、そして特に「ホワイトチョコレート」の愛称で知られ、エルボーパスやノールックパスでファンを魅了したジェイソン・ウィリアムズ(元サクラメント・キングスほか)を大好きな選手として挙げた。自身も中学校時代にその背番号55番のリバーシブルを着用していたほどで、そのプレースタイルを見て大きな影響を受けたと振り返る。

河村が憧れたジェイソン・ウィリアムズ [写真]=Getty Images
新シーズンに対戦したい相手としては「ペイトン・プリチャード選手(ボストン・セルティックス)のように、自分と同じスモールサイズの選手とマッチアップし、どのように駆け引きをしてフィニッシュまで持っていくのか、スペースをクリエイトするのかを肌で感じてみたい」と語った。
今後の目標については、悲願である「本契約の獲得」を明示。この目標について「簡単ではないですけど、これまで準備してきて必ずこの3年目、その目標が達成できると信じているので、そこはぶれずにやっていけたらなと思ってます」と決意を口にした。また、具体的なプロセスとして「トレーニングキャンプから急に本契約を結ぶのは簡単ではない。まずは2Way契約を勝ち取り、そこからステップアップして、最終的に本契約を勝ち取るのが現実的。目の前にあるチャンスをつかみたい」と、地に足のついたステップアップのビジョンを示した。
最後に、ファンに向けて「皆さんの声援がいつも力になっています。期待以上の結果を出して、皆さんと素晴らしい景色を一緒に見られればいいなと思っていますので、今シーズンもたくさんの応援よろしくお願いします」とメッセージを送った。

河村への期待を語った(右から)MANATO、松尾、副島 [写真]=バスケットボールキング
河村のセッションに先立ち、応援ゲストである松尾駿とMANATOによるトークショーも実施された。
それぞれがNBAにハマったきっかけについて、アレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)の名前を挙げた松尾は「小さいアイバーソンが、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)をクロスオーバーで抜く姿を見てハマった。ファッションなどのカルチャーも含めて友達と好きになった」と熱くコメント。
一方、バスケ経験はないというMANATOは「『NBA 2K』のモバイル版から入り、八村塁選手がドラフトされたシーズンから一気にのめり込んだ」と語り、私服でもTシャツを愛用するほどNBAのレジェンド、マジック・ジョンソン(元ロサンゼルス・レイカーズ)のファンであることを明かした。
新シーズンの注目点として、八村が昨シーズンまで所属していたレイカーズと、八村の移籍先で河村も本契約を目指すクリッパーズが激突する「LAダービー」の話題になると、松尾は「八村選手と河村選手が所属するクリッパーズを応援したい」と語った。一方、熱烈なレイカーズファンとして知られるMANATOは「レイカーズファンとしては一番難しい質問ですね」と苦笑を交えつつも、「クリッパーズで河村選手のパスから八村選手が決めるという光景が見られたら、それ以上のことはないです」と期待を口にした。
また、河村を初めて見たときの印象について、松尾は「福岡第一高校時代のウインターカップで、視野の広さやパスが一人だけ高校生離れしていた」と振り返った。河村と同い年で、同じ福岡第一高校出身のMANATOは「全校集会で、全国大会を制するなどして表彰されているバスケ部の姿を見ていた。自分と同じくらいの身長なのにあんなにすごくて驚いた」と当時の思い出を披露。この身近なエピソードを聞いた松尾は「なんて強いエピソードなんだ」と感嘆の声を漏らした。
最後に、河村に期待することとして、松尾は「本契約を勝ち取ってクリッパーズで活躍してほしい」と語り、MANATOも「常に変わり続けることをやめない、みんなの夢が乗っかっている選手。何かやってくれると期待している」とエールを贈った。
文=入江美紀雄(バスケットボールキング編集部)
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