2024.04.19

カイリー・アービングはチームUSA選外…悔しさ滲ませつつも「兄弟たちの健闘を祈る」

チームUSA選外となったカイリー・アービング [写真] = Getty Images
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 4月18日(現地時間17日、日付は以下同)、USAバスケットボールが今夏に開催される「パリ2024オリンピック」男子バスケットボール競技に参戦するアメリカ代表の内定選手12名を正式に発表した。速報で伝えられていた通り、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、ケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)をはじめとしたNBAトップクラスのスター選手たちが集結し、その錚々たるラインナップからSNSでは「久しぶりにドリームチーム再来か」との声が上がっている。

 前々回大会にあたる2016年のリオデジャネイロオリンピックで金メダルを獲得し、現在ダラス・マーベリックスでプレーするカイリー・アービングは、候補メンバーの41名には名を連ねていたが落選となった。19日にマブスの練習に参加したアービングは、練習後のインタビューで本件について以下のようにコメントした。

「兄弟たちの健闘を祈るよ。僕は、チームUSAの掲げるチーム像にフィットしなかったんだ。この選考プロセスはとてもタフなものだったと思う。チームUSAの選手たちには、ただ尊敬の念しかないよ。この時点で僕が今なすべきことは、(NBAプレーオフの)優勝に向けて集中することだね」

 コメントには悔しさも垣間見えるものの、事実を謙虚に受け止め、選出された12人の選手に向けてエールを送ったアービング。同時にこれから始まるプレーオフへの意気込みを見せたが、同時に「もしチャンスがあれば、この夏に彼らのサポートができたらと思う」とチームUSAに対する思いを語った。また、アービングは過去にアメリカ代表のトライアウトを受けた経験を振り返り、懐かしんだ。

「僕は、チームUSAがトライアウトをしていた時代に育ったんだ。お互いに仲間としてリスペクトし合い、トライアウトでそれぞれの相性をチェックしていた。もちろん、今とは少し時代が違うんだろうね。あの時はみんなで食事をともにしてお互いに競い合った。その4、5日後に選考結果が出て、チームUSAが決められていたんだ。そんな時代が懐かしいね。たとえ、誰がチームUSAになるかはほぼ決まっていたとしてもね(笑)」

 厳しいトライアウトの過程を「みんなが集まる場であり、楽しい時間だった」と語るアービング。チームUSAに対する思いは一度胸にしまい、21日から始まるプレーオフを勝ち進むことに集中するようだ。マブスは、ロサンゼルス・クリッパーズとの初戦を22日に迎える。

 なお、チームUSAのトレーニングキャンプは、7月6日からラスベガスで開催される予定。

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