2025.06.08

新生女子日本代表・コーリーJAPANが大勝スタート…髙田真希「私たちの新しい旅、ぜひ皆さんも一緒に」

女子日本代表の髙田真希[写真]=黒川真衣
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 6月8日、豊田合成記念体育館(エントリオ)にて開催された三井不動産カップ2025(愛知大会)第2戦で、バスケットボール女子日本代表(FIBAランキング9位)は女子チャイニーズ・タイペイ代表(同39位)と対戦し、89−45で快勝した。試合後、キャプテンを務めた髙田真希がオンコートインタビューに応じ、試合の振り返りと今後への意気込みを語った。

 15分32秒のプレータイムでチーム最多の15得点を挙げた髙田は、「チーム全員が自分の役割をしっかりと理解しながらコートに立った結果だと思いますし、自分自身もその中でどういうふうにプレーしたらいいかを考えながらやっているので」とコメント。さらに「まだまだコーリー(・ゲインズHC)が目指すバスケットには足りていない部分があるので、もっとそれを体現していきたいなと思いました」と続け、現状に満足せず新指揮官の戦術への適応に高い意欲を示した。

 チームとしては第1戦の95-42と合わせて2試合連続の大勝。髙田は「選手たちがHCの求めるバスケットを早く理解して、自分の役割の中でそれを果たそうと努力している」と話し、「自分自身も負けないように頑張らないといけないなと思わせてくれる」とチーム全体が高いモチベーションにあることを伺わせた。

 今回の2試合には19歳の田中こころから35歳の髙田まで広い世代の選手が招集されたが、選手間にギャップはないようで、「コーリーHC自身がミスを恐れずにどんどん積極的にプレーしなさいと言っているので、どの選手も思い切ってプレーできるのかなと思いますし、日本は個ではなくチームで戦っていかなければならないので、チームとしてまとまりが少しずつできているのかなと思います」とチーム作りにも一定の手応えを感じてい様子。

 最後に約1カ月後に迫るアジアカップに向けた意気込みを問われた髙田は、ファンへの呼びかけも含めて次のようにインタビューを締め括った。

「新しいチームとして、新しいHCのもとで私たちはスタートしました。本当に簡単な道のりではなく、この先困難や苦難がたくさん立ちはだかると思います。それを乗り越えるためにみんなで合宿を重ねて、練習を通して成長していきます。ただ、私たちの頑張りだけでは勝つことは難しいです。皆さんの力が絶対に必要になります。私たちの新しい旅も始まりました。ぜひ皆さんも一緒に戦ってほしいなと思います。そしてもっともっと皆さんもいろんな人を巻き込み、連れてきて、高い熱量で応援してもらえると自分たちも頑張れますし、自分たちも成長した姿を見せて、皆さんが応援したくなるチームになっていくので、引き続き応援よろしくお願いします!」

 チャイニーズ・タイペイとの2連戦を終えた日本は、約1カ月後の7月3日と4日にも女子デンマーク代表(55位)との強化試合を実施予定。7月13日に開幕するFIBA女子アジアカップ2025に向けて、どのような強化・選考が行われるのか。好スタートを切ったコーリージャパンの今後に注目が集まる。