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NBA26-27シーズン球団格付け最新ランキング…王者ニックスは3位、最下位はキングス

サンダー(中)、スパーズ(左)、ニックス(右)が来季もNBAをリードすると予想 [写真]=Getty Images

 NBAファイナル2026は、ニューヨーク・ニックスが53年ぶりの戴冠を成し遂げて幕を閉じた。

 だが、感傷に浸る時間は長くない。王者の決定は、同時にシーズン終了を告げる。全30球団は再び同じスタートラインに立つことになるが、その現在地には明確なグラデーションがある。王座奪還を狙う全盛期のチームもあれば、再建期の中でプレーオフ進出を目指すチームもある。

ESPN』は早くも、来シーズンに向けた最新のパワーランキングを更新した。現状維持さえ一筋縄ではいかない現代NBAにおいて、カギになるのは単純な戦力差だけではない。サラリー、契約、若手の成長、ドラフト資産、そしてチームの時間軸。以下では、ポストファイナル版の序列から、上位3球団と下位3球団に絞って整理する。

■1位:オクラホマシティ・サンダー

2025-26シーズン成績:64勝18敗(西1位)/カンファレンスファイナル敗退

SGAを中心に実績を兼ね備えたメンバー構成がサンダーの強み [写真]=Getty Images

 OKCは、依然として若い。だが、チームはすでに“将来有望な若手集団”から、“税金を払って勝ちにいく球団”へと移行している。来シーズンはいよいよ、ジェイレン・ウィリアムズチェット・ホルムグレンの大型延長契約が適用される見込みで、ロスターコストは一気に跳ね上がる。現状ではセカンドエプロンを大きく超過する計算となり、これまでのような柔軟性を維持するのは難しくなる。

 それでも、サム・プレスティGMは何年も前からこの瞬間に備えてきた。仮にセカンドエプロン超過によって補強手段やトレードの選択肢が制限されたとしても、OKCにはすでに十分すぎるほどの戦力と資産がある。アイザイア・ハーテンシュタインやルー・ドートにはチームオプションがあり、今年のドラフトでも12位、17位、37位の指名権を保有。ロスターの深度はリーグ屈指だ。

 ケイソン・ウォレスやジャレッド・マケインの成長は一目瞭然で、ニコラ・トピッチも復帰が見込まれる。今オフのテーマは、大きな補強よりも、王朝の設計図をどう維持するか。ウォリアーズ以後の“次の長期政権”を築く準備は、すでに整いつつある。

■2位:サンアントニオ・スパーズ

2025-26シーズン成績:62勝20敗(西2位)/NBAファイナル敗退

ニックスにファイナルで敗れた経験をスパーズは昇華できるか [写真]=Getty Images

 もしニックスが東地区でより消耗していれば、ファイナルの結果は違っていたかもしれない。一昨年の成績を振り返れば、今シーズンのスパーズはプレーオフ進出が現実的な目標だったチームだ。そこからNBAファイナルまで駆け上がったことを考えれば、彼らはリーグで最も健全な準優勝チームと言える。

 ビクター・ウェンバンヤマは、いずれルーキーMAX延長の対象となる。一方で、デビン・バッセルステフォン・キャッスルケルドン・ジョンソンら生え抜きの主力も来シーズンの契約を残している。さらに、タックスラインまでの余裕も大きく、財政面での柔軟性は優勝候補の中でも際立っている。

 大舞台の経験、ディラン・ハーパーの真価、若手コアの成熟。今シーズンの収穫は山積みだ。課題は戦力不足ではなく、勝ち切るための終盤設計だろう。ファイナルでの敗戦は痛みを伴うものだったが、次の一歩を踏み出すための最高の授業料でもあった。

■3位:ニューヨーク・ニックス

2025-26シーズン成績:53勝29敗(東3位)/優勝

優勝を果たしたチームがロスターを維持できるのかがカギ [写真]=Getty Images

「王者が3位とは見くびられたものだ」と感じる人もいるだろう。だが、ニックスのオフの難易度は高い。

 カール・アンソニー・タウンズには5700万ドル(約91億2000万円)、OG・アヌノビーには4200万ドル(約67億2000万円)規模のサラリーが発生する。これは、ジェイレン・ブランソン、ミカル・ブリッジズ、ジョシュ・ハートの年俸合計を上回る水準だ。また、制限なしFAとなるミッチェル・ロビンソンには多くの関心が集まる見込みで、優勝チームのベンチ構成は揺らぐだろう。

 来シーズンのニックスに、派手な上積みは期待しづらい。オフのテーマは、主力の刷新ではなく、ローテーションの正しい再構築だ。王者として迎える来シーズン、問われるのは、優勝したチームをどれだけ維持できるかである。

■28位:ワシントン・ウィザーズ

2025-26シーズン成績:17勝65敗(東15位)

ドラフト1位の指名権を獲得し、ヤングを中心としたチーム作りがスタートするウィザーズ [写真]=Getty Images

 最下位の代償として、ウィザーズはドラフト1位指名権を手にした。さらに、トレイ・ヤングアンソニー・デイビスを冬に迎え入れ、再建の準備は整いつつあるように見える。

 問題は、それが来シーズンの勝利に直結するかどうかだ。ヤングはシーズン終了後、既存ロスターの若手のポテンシャルに期待を寄せてきた。一方で、デイビスは優勝志向の強いベテランであり、健康面の不安も拭えない。球団はアレックス・サーをはじめ、キーショーン・ジョージ、バブ・カリントン、トレイ・ジョンソンら、伸び代のある若手を多く抱える。そこに1位指名候補をどうかみ合わせるかも、大きなテーマとなる。

 若手育成、ベテランの活用、そして1位指名権の最大化。その3つを競合させずに共存させるバランス感覚が求められる。方程式は、見た目以上に複雑だ。

■29位:ブルックリン・ネッツ

2025-26シーズン成績:20勝62敗(東13位)

強化の方針にも注目が集まるネッツ [写真]=Getty Images

 ネッツの再建は負けるための編成から、選ぶための編成へと移行しつつある。6位指名権を持ち、リーグ有数のキャップスペースを有する彼らは、ドラフトでコア候補を加えるのか、FA市場で即戦力に大金を投じるのかという選択を迫られている。

 最近では、オースティン・リーブスへのMAXオファー観測も浮上している。だが、論点は誰を獲得するかだけではない。重要なのは、どのような成長曲線を描くのかだ。

 資金力を使い、ケビン・デュラント時代のようなスター軍団を再構築するのか。それとも、素材の育成路線を継続するのか。今夏の動きは、ネッツという球団が次にどの方向へ進むのかを示す重要なメッセージになる。

■30位:サクラメント・キングス

2025-26シーズン成績:22勝60敗(西14位)

ラビーンをはじめとする戦力とサラリーのバランスがキングスのポイント [写真]=Getty Images

ESPN』がキングスを最下位評価とした理由は、単に成績が低調だったからではない。より深刻なのは、“高いのに弱い”という構造にある。

 ザック・ラビーン、マリク・モンク、キーガン・マレーらを抱えながら、チームはすでにファーストエプロンを超える見込みだ。勝てない若手チームならば再建の余地がある。だが、勝てないうえに高額なチームは、サラリー面でも身動きが取りづらい。

 スコット・ペリーGM体制2年目の重要事項は二つ。主力の整理と、7位指名権の使い方だ。キングスは、ダリアス・アカフJr.への強い関心が報じられており、ドラフトでのガード補強がオフの軸になる可能性がある。ただし、ルーキーに再建を背負わせるのはあまりにも重い。ラッセル・ウェストブルックとの再契約もうわさされるが、勝とうとして勝てなかった時間を精算するには、大胆さと覚悟が必要になる。

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