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“NBA優勝メンバー”もベンチ温める五輪アメリカ代表…カーHC「彼を起用しないなんて馬鹿だと感じたけど」

パリ五輪バスケ男子アメリカ代表を率いるカーHC[写真]=Getty Images
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 7月28日、「第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)」の男子バスケットボール競技がスタッド・ピエール・モーロワで行われ、グループCではアメリカ代表(FIBAランキング1位)がセルビア代表(同4位)と対戦。レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)や怪我から復帰したケビン・デュラント(サンズ)の活躍もあり、アメリカ代表が110-84で勝利を収めた。

 五輪5連覇を目指すアメリカ代表にとっては、ヨーロッパの強豪を相手に好発進となったが、12名のロスターのうちジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)とタイリース・ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ)の2名は出場機会がなかった。

 3年連続でオールNBAのファーストチームに選ばれるほどの選手でありながら、強豪セルビアとの一戦にテイタムを起用しなかったことについて、『FADEAWAY WORLD』など複数の海外メディアがスティーブ・カーヘッドコーチのコメントを伝えている。

「タフな状況でしたが、ジェイソン(・テイタム)はうまく対処してくれました。試合前に彼と話をして、ケビン(・デュラント)が復帰することや、試したいラインナップがあるため、こういう展開になるかもしれないと伝えていました」

「彼を起用しないなんて馬鹿だと感じましたが、40分の試合では10人以上プレーさせることはできません。彼は素晴らしい選手で、立派に対処しました。次の試合には彼も出場するでしょう」

 同じポジションにレブロン、デュラントといった世界トップのフォワードがおり、テイタムが多くのプレータイムを勝ち取ることは難しいと見られるが、カーHCはそんな状況でもフォア・ザ・チームの姿勢を見せているテイタムへの敬意も滲ませながらコメント。初戦にプレータイムがなかった男も“大会後半の重要局面で活躍する準備ができている”との見解を示した。

 予選グループCに入っているアメリカ代表は、日本時間31日28時から南スーダン代表(同33位)、8月3日24時15分からプエルトリコ代表(同16位)と対戦する。

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