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久々の実戦で圧巻の得点力を披露したデュラント…指揮官も活躍を賞賛「試合の流れが変わった」

久々の実戦も、圧巻のスコアリングを披露したデュラント(中央)[写真] = Getty Images
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 7月29日、「パリ2024オリンピック」男子バスケットボールの予選リーグが開催され、アメリカ代表(FIBAランキング1位)はセルビア代表(同4位)と対戦。試合はロスターの厚さで勝るアメリカが主導権を握り、ニコラ・ヨキッチを擁するヨーロッパの強豪を相手に110-84で快勝を収めた。

 レブロン・ジェームズステフィン・カリーなど、リーグ屈指のスタープレーヤーが活躍を見せるなか、一際強い存在感を放っていたのがベテランフォワードのケビン・デュラント。わずか16分44秒の出場ながら両軍最多23得点をマークし、フィールドゴール成功率は88.9パーセント(9本中8本)と、正確無比のスコアリングを見せつけた。

 ふくらはぎの負傷でチーム練習への合流が遅れ、オリンピック前に開催されていた各国とのエキシビジョンマッチもすべて欠場していたデュラント。ぶっつけ本番で迎えたセルビア戦だったが、一切の緊張を感じさせず淡々と得点を重ねていくその様子は、相手にとっては頭を悩ませる存在だっただろう。

デュラント(右)は試投5本の3ポイントすべてを成功[写真] = Getty Images

 セルビア戦との一戦を終え、現地メディア『ESPN』のインタビューに応じたアメリカのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)はデュラントのパフォーマンスに言及。「信じられないようなことだけど、これまでのケビンを見ていれば驚くようなものでもない」とコメントした。

「前にも言ったが、彼は僕が今まで見てきた中で最もスキルの高いバスケットボール選手だと思う。彼にとって試合は簡単なことで、長い休養も苦にならないようだね。今夜の彼は素晴らしかった。彼がフロアに入った途端、試合の流れが変わったんだ」

 デュラントの活躍もあり、グループステージの初戦を快勝で締めくくったアメリカ。次戦はエキシビジョンマッチで苦戦を強いられた南スーダン代表(同33位)が相手となるが、前回不在だったデュラントが“違い”を作ることができるのか、注目が集まるだろう。

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