2024.10.26
アトランタ・ホークスでNBAキャリア6年目を終えたトレイ・ヤングは、オールスターに3度選ばれた実績を持つポイントガード。レギュラーシーズン通算407試合の出場で、キャリア平均34.1分25.5得点3.6リバウンド9.5アシスト1.0スティールを残してきた。
キャリア平均アシスト数はクリス・ポール(サンアントニオ・スパーズ)の9.35本を抜いて現役トップ(NBA歴代4位)で、通算3868アシストと3ポイントシュート成功1059本は早くもフランチャイズ史上最多記録になっている。
9月9日(現地時間8日)に公開されたポッドキャスト番組“MILLION DOLLAZ WORTH OF GAME”へ出演した25歳のスコアリングガードは、自身の実力には自信があり、“身長”に対する持論を展開していた。
「僕はよく言ってきたんだ。『背が高いヤツは嫌いだ。だってそれだけじゃないか』とね。もし僕が6フィート8インチ(203センチ)あったら、ベストプレーヤーの1人になっていた気がしている。このメンタリティとプレー、それに自分の持つ賢さがあるからね。僕は(今の状態でも)ゲームに多くのものを持ち込めると思っている」
「でも6フィート1インチ(185センチ)だと不利になってしまうことがたくさんあるからタフなんだ。ビッグマンがそろうゲームでプレーしているから」
公称185センチ74キロのヤングは、一般的に見れば長身だろう。だが世界最高のプロバスケットボールリーグ、NBAでは小柄な部類に入ってしまう。昨シーズンにリーグでプレーした選手たちの平均は201センチ97キロのため、サイズ面で不利になってしまうことは否めない。
もちろん、ヤングにはディープスリーも難なく決め切るシュート力や相手選手を鮮やかに交わすボールハンドリング、味方のイージーショットを演出する絶妙なパスセンスが備わっているのだが、“もっと背が高ければ”別の世界でプレーできていたと感じているようだ。
ホークスは昨シーズンに4シーズンぶりにプレーオフ進出を逃しただけに、プレーオフ返り咲きを目指して今シーズンへ臨む。その中心はヤングだけに、この男の活躍が大きなカギを握っていることは間違いない。
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