2025.02.28

バトラー加入後6勝1敗と好調のウォリアーズ…指揮官や同僚が“闘将”を相次ぎ絶賛

ウォリアーズの躍進を支えるジミー・バトラー [写真] = Getty Images
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 2月28日(現地時間27日、日付は以下同)、ゴールデンステイト・ウォリアーズは敵地でオーランド・マジックと対戦する。1月には勝率5割を切るなど苦しい戦いを強いられてきたウォリアーズだが、トレードデッドライン以降の戦績は6勝1敗と調子を取り戻しつつある。

 ウォリアーズの復調に大きく貢献しているのが、マイアミ・ヒートから加入したジミー・バトラーである。チームメイトのドレイモンド・グリーンは現地メディア『The Athletic』の記事の中で、シーズン中盤の苦しみと現在の違いについて以下のように語った。

「僕たちはシーズンを通して、『くそ、もう少しのところで壁を乗り越えられない』という感じだった。僕からすれば、壁を越えられないのには理由あって、僕たちにはパズルのピースが欠けていたように思う。でも、今はもうピースは全て揃っている。彼(バトラー)こそ、僕たちに欠けていたピースだったんだ」

 グリーンは続けてバトラーのキャリアに言及し、バトラーにとってもウォリアーズが最適なチームであると自信を見せている。

「ジミーは、チームをNBAファイナルまで導き、優勝まであと一歩のところに迫ったんだ。それも2度もね。その意味では、彼にも“壁を乗り越える何か”が必要だったんだと思う。僕たち(ウォリアーズ)も“壁を乗り越える何か”を求めていた。今、この2つが重なり合って、僕たちには優勝に対する絶えない熱意を持った男が加わったんだ。これから激しく燃えていくよ」

 また、指揮官のスティーブ・カーもバトラーのプレーを絶賛している。22日にサクラメント・キングスに勝利した後の会見で、カーは次のようにコメントした。

「彼は、パスやペネトレートに加え、その素晴らしいフットワークや基本的なプレーを活かしてシュートチャンスを生み出してくれる。また、彼は両足を巧みに使って、ジャンプストップやピボットを繰り出し、ターンオーバーすることがない。さらに、まるでかぎ爪のような強い手を持ち、混みあう中でもボールをキープしてワイドオープンショットに繋げることができる。彼がいることで選手が連携し、僕たちはより良い形でプレーできるようになっている」

 ウォリアーズは27日終了時点で31勝27敗とウエスタン・カンファレンス8位につけている。同6位のロサンゼルス・クリッパーズ(32勝26敗)から同10位のキングス(30勝28敗)までのゲーム差が2という混戦の中、ウォリアーズはどこまで勝ち進めることができるか。シーズン後半戦に注目が集まる。

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