
2025.02.16
3月20日(現地時間19日、日付は以下同)。デトロイト・ピストンズは、敵地カセヤ・センターで行われたマイアミ・ヒート戦で、第4クォーター開始時点で5点ビハインド、試合時間残り9分12秒で8点を追う劣勢だった。
今シーズンのピストンズは、第3クォーター終了時点でリードされていた試合で4勝26敗と大きく負け越していたのだが、この日は違った。そこからアイザイア・スチュワートのレイアップやデニス・シュルーダーのフリースロー2本、ジェイレン・デューレンのダンクなどで追い上げていく。
残り56.1秒にケイド・カニングハムの3ポイントシュートで逆転も、タイラー・ヒーローのフリースロー2本で残り5.0秒でヒートに追いつかれたものの、タイムアウト明けのポゼッションでカニングハムが決勝弾となる長距離砲を残り2.2秒に決め切り、最終スコア116-113で勝ち切った。
2連勝としたピストンズでは、カニングハムが25得点12リバウンド11アシストのトリプルダブルに2ブロック、マリーク・ビーズリーが16得点3アシスト、デューレンが15得点11リバウンド、アサー・トンプソンが14得点6リバウンド2スティール、トバイアス・ハリスが13得点5リバウンド4ブロックを残した。
今シーズンにオールスターへ初選出されたカニングハムは、NBAキャリア最初の200試合を終えて通算4300得点、1000リバウンド、1400アシストをクリア。これはオスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか)、ルカ・ドンチッチ(ロサンゼルス・レイカーズ)に次いでNBA史上わずか3人目の快記録。
20日終了時点で、ピストンズはイースタン・カンファレンス6位の39勝31敗(勝率55.7パーセント)。過去5シーズン連続で勝率3割以下、昨シーズンは14勝68敗(勝率17.1パーセント)に低迷していたチームは、すでにプレーイン・トーナメント出場が確定と、躍進を見せている。
22日のダラス・マーベリックス戦以降もイースト6位の座をキープし、プレーインを回避して6年ぶりのプレーオフ出場を飾ることができるか注目していきたい。
DETROIT'S MOTORCADE. 🏎️
Cade Cunningham joined Oscar Robertson (1960-63) & Luka Dončić (2018-21) as the ONLY players to tally at least 4,300 PTS, 1,000 REB, and 1,400 AST through their first 200 games! pic.twitter.com/lVYjcvMv5K
— NBA (@NBA) March 19, 2025
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