2025.04.17

「分かったよ」…“レイカーズ優勢”の現状にウルブズのエースが反応「最高じゃないか」

ウルブズの得点源エドワーズ[写真]=Getty Images
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■『ESPN』の専門家たちは第6戦以降にもつれるもウルブズ勝利予想は皆無

 ミネソタ・ティンバーウルブズは、4月14日(現地時間13日、日付は以下同)のレギュラーシーズン最終戦でユタ・ジャズ相手に116-105で勝利し、49勝33敗でウェスタン・カンファレンス第6シードに入った。

 4年連続のポストシーズン進出を飾ったウルブズは、20日から幕を開ける「NBAプレーオフ2025」のファーストラウンドで、ウェスト3位の50勝32敗を残したロサンゼルス・レイカーズと激突する。

 両チームは直接対決による戦績が2勝2敗で、レギュラーシーズンの成績はわずか1.0ゲーム差。15日に『ESPN』へ公開されたシリーズ勝敗予想で、10人の専門家のうち第5戦までに決着と予想した者は皆無。そのうち2人が最終第7戦、残り8人も6戦で決着としているものの、カンファレンス・セミファイナルへ駒を進めるのは10人全員がレイカーズと予想。

レブロン(左)とエドワーズ(右)の対決も必見[写真]=Getty Images

 レブロン・ジェームズルカ・ドンチッチという超がつくほどのスーパースターを2人も擁するレイカーズにはオースティン・リーブス八村塁ドリアン・フィニー・スミスジャクソン・ヘイズ、ゲイブ・ビンセントらが在籍しているのだが、“レイカーズ優勢”の現状にウルブズのエース、アンソニー・エドワーズが17日のチーム練習日にこう発言した。

「僕は好きだね。最高じゃないか。みんなそろってレイカーズが勝つと望んでいるのはいいことさ。本来そうあるべきなのさ。彼らはティンバーウルブズが勝つことを望んじゃいない。分かったよ」

 プレーオフのシリーズは4戦先勝で、最長で約2週間かけて第7戦まで同じ相手とぶつかり合う。ウルブズは昨年のプレーオフでカンファレンス・ファイナルまで勝ち上がるも、ダラス・マーベリックスの前に1勝4敗で敗れていた。

 そのシリーズで平均32.4得点9.6リバウンド8.2アシスト2.2スティールに3ポイントシュート成功率43.4パーセントの大暴れを見せたドンチッチがレイカーズにいるだけに、厄介な相手なのは間違いない。

 とはいえ、チームとしての勢いで見ればウルブズ優勢と言えるだろう。というのも、今年3月2日以降では13勝11敗(ウェスト6位)のレイカーズに対し、ウルブズはリーグ3位の17勝4敗(同2位)で勝率81.0パーセントを残している。

 レギュラーシーズン全体でオフェンシブ・レーティング115.7(リーグ8位)、ディフェンシブ・レーティング110.8(同6位)に立つウルブズは、3月2日以降に限定するとオフェンシブ・レーティング121.9(同2位)、ディフェンシブ・レーティング110.7(同7位)と攻防両面でチーム力を高めている。

 そのチームでトップスコアラーを務める23歳のエドワーズは、リーグ5位の平均27.6得点に5.7リバウンド4.5アシスト1.2スティール、3ポイントシュート成功率39.5パーセント(平均4.1本成功)を残し、リーグトップの320本を沈めてきた。

 この男に加えてウルブズにはジュリアス・ランドルルディ・ゴベア、ジェイデン・マクダニエルズ、ナズ・リードドンテ・ディビンチェンゾニキール・アレクサンダー・ウォーカーマイク・コンリーといった選手たちがいる。

 なお、エドワーズはパリオリンピックで金メダルを勝ち獲ったアメリカ代表のチームメートでもあるレブロンとプレーオフで対戦することについて、時折笑みを浮かべながらこのように話していた。

「彼との対戦はものすごく大きい。おそらく彼は歴代最高の選手として名を残すことになる。プレーオフから彼を追い出すのは難しいだろうけど、楽しい道のりになるさ」

 第3シードのレイカーズ相手に、ウルブズのエドワーズがどんなパフォーマンスを見せるのかも、このシリーズで見逃せないポイントなのは間違いない。

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