2025.05.09

自身初のハムストリング負傷となったカリー「どうすれば早く復帰できるのか学んでいる」

負傷離脱中のカリー[写真]=Getty Images
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 ゴールデンステイト・ウォリアーズステフィン・カリーは、「NBAプレーオフ2025」のウェスタン・カンファレンス・ファーストラウンドでヒューストン・ロケッツ相手にシリーズ平均24.0得点5.9リバウンド5.7アシスト1.1スティールに3ポイントシュート成功率39.2パーセントを残し、4勝3敗で1回戦突破の立役者となった。

 5月7日(現地時間6日、日付は以下同)に迎えたミネソタ・ティンバーウルブズとのカンファレンス・セミファイナル初戦。カリーは序盤からショットが好調で13得点を奪っていたものの、第2クォーター途中に左ハムストリングを負傷して途中退場。

 チームはジミー・バトラーバディ・ヒールドドレイモンド・グリーンらの活躍もあって99-88でシリーズ先勝を飾るもカリーは試合へ戻れず。翌8日のMRI検査の結果、ウォリアーズはカリーがグレード1の左ハムストリングの肉離れを負ったため1週間後に再検査をすると発表した。

 9日のシリーズ第2戦前。カリーはシュートアラウンドでコートに姿を現した。NBAキャリア16年目のベテランガードは、これまで足首やヒザ、ヒジ、手、肩、足、骨盤などを痛めて欠場してきたのだが、今回のハムストリング負傷は初。

 そのため、記者たちの前でハムストリングのケガで「ショック」を受けたと明かし、この箇所のケガは「厄介」なため、具体的な復帰時期は設定していないと明かしていた。

「今回のケガは僕にとって新たなものであって、今はどうすれば早く復帰できるのか学んでいる。このケガから立ち直るプロセスが必要になってくる。自分の状態をしっかり把握して、それ以上に走り出してはいけないんだ。1週間後(の再検査)ではあるけど、実際は毎日自分の状態を再検査してプレーしても大丈夫なのか理解していくことになる」

 カリーは1週間後に再検査を受ける予定のため、9日の第2戦は欠場が決定。さらに11日の第3戦、13日の第4戦も欠場が確実視されていて、戦列復帰は早くても15日の第5戦となる。

 ウォリアーズにとってカリー不在は間違いなく痛手ながら、ここでハムストリングの負傷から強行復帰してさらに悪化させてしまうと今後のキャリアにも影響を及ぼす可能性があるだけに、今は慎重に復帰できるコンディションを取り戻すべく、治療に専念してほしい限りだ。

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