2026.07.21
8月19日、ナショナルトレーニングセンターにおいて、バスケットボール男子日本代表のメディアデーが開催され、富樫勇樹が囲み取材に応じた。富樫は、8月15日、16日に有明アリーナで行われた韓国代表との強化試合2連戦を振り返るとともに、自身の現在のコンディションや、今月末に行われる「FIBAバスケットボールワールドカップ2027 アジア地区予選 Window4」に向けた展望を語った。
Bリーグのシーズンが終了したあと、富樫はここ1年半近く痛みのあったヒザの治療とコンディション調整を行なってきた。そのため、7月上旬に行われたワールドカップアジア予選の代表メンバー候補からは外れていたが、今月末のWindow4に向けて代表へ復帰。韓国との強化試合2連戦でコートに戻ってきた。
現在のコンディションについて、富樫は「初日より2日目が良かったですし、練習も含めて。やっぱりこの夏、そういう意味で多くの対戦の練習はできていないので。これからまた徐々に体が戻ってくるかなと思いますし。本番まであと1週間ぐらいあるので。しっかり良い状態で持っていければなと思います」と話した。

韓国代表に快勝して笑顔を見せる [写真]=伊藤大允
また、今回のチームにはアメリカでプレーする八村塁や河村勇輝が合流した。二人にマークが集中する展開について、富樫は「国内でやってる選手がどれだけサポートできるかって大事になってくる」と周囲の役割を強調。さらに、河村や齋藤拓実、佐々木隆成らとともにコートに立つ「2ガード」での起用についても言及した。「2ガードで出たときは、ディフェンス面よりもオフェンスのところで違いを作らないと、サイズの部分(のディスアドバンテージ)を補えない。ポイントガード陣はしっかりチームを引っ張らなきゃいけない」と語った。「ただ河村の場合、NBAで190セントの選手にマッチアップしたりしていたので、問題ないかなとも思いますが」と笑顔も見せた。
約3カ月間、試合から離れていた状況についても、富樫は冷静に受け止める。
「僕の中ではこの1年半、納得するプレーっていうのはできてはいないので、これからもう1回この1年、Bリーグを通してしっかりアピールしなきゃいけないなとは思います。その中でも経験もそうですし、Bリーグだったりも含めての今までの僕を見て選出してくれてるとは思うので、しっかりその期待というか任務に答えたいなと思います」と述べた。
現在33歳でチーム最年長となった自身の役割については、「自分の今の立ち位置は現状、今までとは違うことはもちろん理解していますし、それはちょっと久しぶりの感覚でもあり、一つ楽しみの部分でもあります」と語った。
日本代表は8月28日にアウェーでサウジアラビア代表と対戦し、31日にはホームでカタール代表を迎え撃つアジア地区予選の2試合に臨む。
サウジアラビアとは2005年のアジア選手権(現アジアカップ)以来の対戦となり、代表として経験豊富な富樫にとっても初めての対戦となる。中東遠征における環境の変化について「やっぱり特にアウェーは大変だなと思いますし。雰囲気も会場もそうですし、食事面も含め、かなり環境が違う」と富樫は説明。そのうえで「みんな経験はあると思うので、心配とかではないですけど、準備はしっかりしたいなと思ってます」と語った。
文=入江美紀雄(バスケットボールキング編集部)
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