2025.09.27

JBA島田慎二新会長、八村塁ら選手との“直接対話”を明言…ロス五輪へ向け「最強メンバー、最高の一体感で」

JBA会長に就任した島田氏が八村とのコミュニケーションについて語った [写真]=B.LEAGUE , Getty Images
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 9月27日、日本バスケットボール協会(JBA)の新会長に就任した島田慎二氏が記者会見に登壇。今後の日本代表強化について言及する中で、NBAで活躍する八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)と直接コミュニケーションを取っていることを明かした。

 八村は2024年11月、JBAの姿勢や日本代表のコーチ人事に関して改善を求める意見を発信していた。会見で記者から八村との関わり方について問われた島田会長は、「日本に来た時に会って、しっかり話もしています」と、すでに直接対話の機会を持ったことを明言。「この数カ月で、ダイレクトでコミュニケーションが取れる関係になっています」と続け、良好な関係を築いていることを強調した。さらに「代表に参加できるかどうかはスケジュールとの兼ね合いもあるので、未来の話は分かりませんけど、日本を強くしていくということに対して前向きな話は聞いているので、そこは期待しています」と語った。

 会見の中で島田会長は「日本最強メンバーで、最高の一体感を持って戦う、そんなAkatsuki Japanを作っていくべき」ともコメント。そのために選手とのコミュニケーションについては「伊藤さん(伊藤拓摩強化委員長)もおそらく、八村選手だけでなく河村勇輝選手や海外の若手選手含めて、今後ダイレクトにコミュニケーションを取っていくと思う」とした上で、自身の役割について次のように話した。

「いざとなったら八村選手に直接電話して話すことはできる関係性はあります。それは河村勇輝選手や渡邊雄太選手、全員に対してそうです。私の強みは全方位でダイレクトにコミュニケーションが取れること。Bリーグチェアマンをやっているからこそ、日本代表選手のほとんどとLINEでやり取りできます。そこが私の本業ではないですけど、それが強化の皆さんの助けになるのであればやっていきます」

“最強メンバー”を招集するため、協会トップ自らが海外組とも密に連携を取っていく。島田新体制下のアカツキジャパンは、ロサンゼルスでの飛躍に向け、新たな一歩を踏み出した。

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