2025.04.09
先日幕を閉じたパリオリンピックにて、コートサイドからアメリカ代表の試合を見守っていたカーメロ・アンソニー(元ニューヨーク・ニックスほか)。盟友のレブロン・ジェームズや、リーグで激しいマッチアップを展開していたケビン・デュラントらの活躍に笑みを見せながら声援を送っていた。
自身も4度のオリンピック出場経験を持ち、初出場のアテネでは銅メダル、以降の北京やロンドン、リオデジャネイロでは金メダルに貢献したアンソニー。多彩なオフェンスパターンでチームをけん引し、長きにわたり得点源としてチームUSAを支え続けた。
今夏のオリンピックが終了したあと、地元で自身がホストしている番組『7PM in Brooklyn』に出演したアンソニーはパリでのひとときを回想。フランス代表と激突した決勝は「まさにアメリカ対世界のような雰囲気」で、サイドラインから選手たちに檄を飛ばしていたという。
「僕が持っているすべてをこの試合に注ぎ込まなきゃいけなかった。『“ブロン(レブロンの愛称)”! もっと力を振り絞れ! ここで行くんだ!』ってね。ゲームの終わりごろには、『ジョエル(・エンビード)、スクリーンをかけろ! “ステフ”(ステフィン・カリーの愛称)をフリーにするんだ!』とも言っていたよ」

カリー(左)のセレブレーションに大興奮のアンソニー(右)[写真] = Getty Images
その応援には相当な熱が入っていたことがうかがえ、「バスケットボールのことを話して競争的になる。サイドラインにはいたけど、まるで再びチームUSAの一員になった気分だったね」と、4度のオリンピックを経験したスコアラーは語った。
ビクター・ウェンバンヤマを擁するフランスに最後まで追走されるも、カリーの連続3ポイントシュートで開催国を振り払い、オリンピック5連覇を達成したアメリカ。次回の五輪はロサンゼルスでの開催となるが、アンソニーには再びコートサイドのアメリカ代表として選手たちをバックアップしてもらいたいところだ。
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