2024.09.06
8月11日(現地時間10日)に開催された、パリオリンピック・男子バスケットボール競技の決勝。レブロン・ジェームズ、ステフィン・カリーらリーグ屈指のスター選手を擁した男子アメリカ代表(FIBAランキング1位)は決勝で開催国のフランス代表(同9位)を打ち破り、大会5連覇を達成した。
ベテランと若手がシナジーを生み出した今大会のチームUSA。中でも、好調なスコアリングを披露したケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)は金メダルに貢献したプレーヤーの1人と言っていいだろう。
グループステージの初戦、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)率いるセルビア代表(同4位)との一戦では、フィールドゴール成功率88.9パーセント(9本中8本)の23得点をマーク。その後もスターター、ベンチスタートの両方でチームに貢献し、1試合平均13.8得点・フィールドゴール成功率54.0パーセントと安定感のあるオフェンスを展開した。
2012年のロンドンオリンピックから金メダルを取り続け、オリンピックの男子バスケットボール史上最多記録となる4度目の頂点に輝いたデュラント。現時点で35歳とキャリアも晩年を迎えているが、チームUSAは次回のロサンゼルスオリンピックでも彼の帰還に関心を寄せているという。
8月13日、現地メディア『ESPN』のブライアン・ウィンドホルスト氏が自身のポッドキャスト『Brian Windhorst & The Hoop Collective』に出演した際、「私はデュラントがプレーする可能性を否定しない」とコメント。「彼らは今すぐにでも、暫定的にイエスと答えるだろう」と、チームUSAがデュラントの代表参加を望んでいると語った。
フランスとの激闘を終えたあと、デュラントは今後の代表活動について「ロサンゼルスに関しては、誰も分からない。そのうち決まるんじゃないかな」と去就を明確にせず。次回の五輪が開催されるころには39歳を迎えており、代表以前に現役から退いている可能性は低くないだろう。
次回の五輪は自国開催ということもあり、6連覇への期待がさらに高まるアメリカ代表。デュラントが今後のキャリアをどのように構築するかは不透明だが、ロサンゼルスオリンピックで国を背負うことになれば、今回以上に若手を導く働きが求められるかもしれない。今後とも、その去就には注目が集まりそうだ。
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