2026.03.30

NBAはディフェンスを軽視?…通説に対し、DPOY筆頭候補ウェンバンヤマが見解

ウェンバンヤマ(右)がNBAのディフェンスについて語る [写真] = Getty Images
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 3月29日(現地時間28日、日付は以下同)、サンアントニオ・スパーズは敵地フィザーブ・フォーラムでミルウォーキー・バックスと対戦。序盤からリードを奪ったスパーズが127-95で勝利し、連勝記録を「8」に伸ばした。

 この試合、スパーズのステフォン・キャッスルが22得点10リバウンド10アシストのトリプルダブルを達成。ビクター・ウェンバンヤマは23得点15リバウンド6アシストのダブルダブルを記録し、キャッスルとともにチームを牽引した。

 28日に『NBA.com』が公開した2025-26レギュラーシーズンのMVP候補ランキングでは、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)を抑えてトップに浮上したウェンバンヤマ。NBA3シーズン目を過ごす22歳は、すでにリーグ最高の選手の一人としての評価を確固たるものとしている。

 ウェンバンヤマの今シーズンにおける平均スタッツは、24.2得点11.3リバウンド3.0アシスト3.1ブロック1.1スティール。MVPに加え、DPOY(最優秀守備選手賞)の最有力候補にもなっている。そんなウェンバンヤマが、NBAにおけるディフェンスに関して言及した。バックス戦後に記者会見に応じたウェンバンヤマは、次のようにコメントしている。

「ここに来る前は、NBAではもう誰もディフェンスをしていないとか、ディフェンスが存在しないといった話をよく聞いていた。でも、それは事実じゃない。単に、選手たちのオフェンスのレベルが高すぎるだけなんだ」

 特にヨーロッパのバスケットボールと比較した際に話題にのぼる「NBAは守備が薄い」といった趣旨の通説に対して、ウェンバンヤマは真っ向から否定した。また、ウェンバンヤマは選手個人のスキルに加えてスタッフのスカウティングに言及した。

「ここに来てまず驚いたのは、スタッフ全員の献身ぶりだった。他のフランチャイズについても同じような話を聞いていたよ。勝っているチームも、そうでないチームもね。当時の僕たちはあまり勝てていなかったけど、それでも変わらなかった。NBAでは実際にしっかり守備が行われているし、ディフェンスに関するスカウティングレポートも非常に徹底されているんだ」

 一方、徹底したスカウティングがあるにもかかわらず、ウェンバンヤマはしばしば止められない存在になっていることも事実だろう。スパーズは29日終了時点で56勝18敗を記録し、ウェスタン・カンファレンス首位のサンダーと2ゲーム差まで迫っている。

 レギュラーシーズンも残すところ8試合。スパーズはこの調子で白星を重ね、昨シーズン王者のサンダーから首位を奪い取ることができるか。また、「(60敗を記録した)ルーキーシーズンの借りを返す」と公言しているウェンバンヤマは、宣言通り60勝を達成することができるかも注目が集まる。

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